富士山・河口湖周辺 読書の秋・芸術の秋!文豪が愛した富士山

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富士山・河口湖周辺の文学スポットをご紹介!
もうすぐ読書の秋・芸術の秋。富士山周辺には多くの文豪が訪れています。そして滞在中に発想を得て作品に登場させたり、富士山の美しさを歌に詠んだりしてその足跡を残しています。今回はその足跡をたどってみたいと思います。
残暑厳しい今年の夏ですが、見上げればもう秋の空。この秋は富士山・河口湖周辺へ文学に触れる旅に出かけてみませんか。

天下茶屋【太宰 治】

河口湖方面から国道137号を進み、御坂トンネル手前を旧道の方へ右折、カーブをいくつか抜けると右側に富士山を眺めるように建っているのが天下茶屋です。店舗を背にすると目の前には富士山、眼下には河口湖という絶景を臨むことができます。
そして、この富士山の絶景と共に知られているのが、太宰治が滞在し「富士には月見草が良く似合ふ」で知られる名著「富嶽百景」の舞台にもなった場所ということです。現在の建物は、太宰治が滞在していた時から3代目とのことですが、2階にある6畳間には「太宰治文学記念室」として太宰治が滞在した部屋が復元されていて、当時使用していた机や火鉢が置かれています。中でも床柱は当時のものを今も使用しているそうです!
そして、天下茶屋でおすすめしたいのは野菜たっぷりの「ほうとう鍋」です。滞在中の太宰治に出したところ、この「ほうとう」を「放蕩息子」とかけて侮辱されたと勘違いして不機嫌になった、という逸話も残されています。おしながきには、そばやいもだんご、みそ田楽などもあり素朴な味を楽しめます。富士山を眺めつつ、文豪が過ごした時間に想いを馳せながらゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

CAN GO!!アクセス

住所:〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2739
河口湖駅から天下茶屋行きバス終点下車すぐ
営業時間:9時~日没(冬期は天候により休業することがあります)
駐車場:10台ほど
問い合わせ先:0555-76-6659

精進湖畔 他手合浜(たてごうはま)【与謝野 晶子】

昭和7年、女流作家として有名な与謝野晶子は、精進湖に1泊した際に「秋の雨 精進の船の 上を打ち 富士ほのぼのと 浮かぶ空かな」と秋雨の中精進湖越しにそびえる富士山の情景を詠みました。湖畔にはこの歌が刻まれた石碑が立っています。
デビュー当時は、大胆な表現の作品を発表して注目された与謝野晶子ですが、晩年はさみしい和歌も多かったと言われています。この歌を詠んだのは55歳ごろと推測されますが、この歌からは富士山のふもとに流れる穏やかな時間を楽しんでいるように感じられますね。
精進湖でちょうど真正面に大室山を抱く「子抱き富士」と対峙できるのが他手合浜(たてごうはま)で、その姿は美しく雄大で撮影スポットとしても有名です。この日はあいにく雲で隠れてしまいましたが、石碑の左奥に富士山を見ることができます。
現在は近くに宿泊施設やキャンプ場があり、賑やかに過ごすこともできますが、子抱き富士を眺めて静かに過ごすのもおすすめです。「何もしない」を「する」という贅沢な時間を味わってみるのも良いですね。よい歌が浮かんでくるかもしれません。

CAN GO!!アクセス

住所:〒401-0336  山梨県南都留郡富士河口湖町精進
河口湖駅から本栖湖方面行きバスでふじみ荘前バス停下車すぐ
駐車場:有
問い合わせ先:富士河口湖町観光課/0555-72-3168

河口湖畔 【田中 冬二】

田中冬二は、山梨の風物詩に題材を求めて多くの詩や随筆を残しています。昭和18年に河口湖を訪れ、勝山の富士ビューホテルに滞在。その際に石碑に刻まれた詩を作ったと言われています。石碑は「スープに浮かんだ富士」をモチーフにしており、スープ皿に浮かぶ逆さ富士が磨きの部分で表現されています。
この石碑があるのは富士ビューホテルの裏側、湖畔に整備された遊歩道の入口にあります。この遊歩道から見る河口湖も静かで、観光客で賑わうメジャースポットとは違った景色を味わうことができます。遊歩道の脇には季節の草花があり、自然の美しさを満喫できる遊歩道です。静かに揺れる湖面を眺めながら、ゆっくりと散策するのがおすすめです。

CAN GO!!アクセス

住所:〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山(富士ビューホテル裏)
駐車場:文学碑の近くにはありませんので、道の駅かつやまを利用してください。
問い合わせ先:富士河口湖町観光課/0555-72-3168

河口湖畔 小海公園【谷崎 潤一郎】

河口湖畔、小海公園のウォーキングトレイル沿いに小説家谷崎潤一郎の文学碑を見ることができます。その碑には長編小説「細雪」の一節が谷崎潤一郎の直筆で刻まれていて、小説の「山の形」が富士山を、「水の色」が河口湖を想像させます。また、小説の中には富士ビューホテルも登場しています。谷崎潤一郎は実際にホテルを訪れていて、その時に執筆したのが「細雪」とされています。松子夫人とホテルの庭や湖畔をよく散歩していたそうで、その情景が小説の中にも登場しています。生涯にわたってその作風や題材、文体・表現が様々に変化したと言われる谷崎潤一郎の作品は幅広いジャンルで親しまれています。
また、文学碑の隣には「さくや愛の鐘」があり、「一つ、愛が結ばれる」「二つ、願いがかなう」とされています。河口湖畔にふさわしい詩情豊かなスポットです。

CAN GO!!アクセス

住所:〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山571
河口湖駅からレトロバス西湖・青木ヶ原線で約20分、「敷島の松」下車徒歩約10分
駐車場:文学碑の近くにはありませんので、道の駅かつやまを利用してください。
問い合わせ先:富士河口湖町観光課/0555-72-3168

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