富士山の登山道の人気ルートを紹介!山梨と静岡のそれぞれおすすめ!

ばんぱく
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【 重 要 】
2020年シーズン、五合目までの県道を含む、富士山頂までの登下山道は閉鎖となっているため登山できません。
〈通行止めの区間〉
■ 吉田ルート  五合目~山頂
■ 富士宮ルート 富士山スカイライン(県道)~山頂
■ 須走ルート  ふじあざみライン(県道)~山頂
■ 御殿場ルート 富士公園太郎坊線(県道)~山頂
■ 山頂お鉢巡り

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富士山の山頂を目指す登山道は、山梨県の吉田ルート、静岡県の須走・御殿場・富士宮ルートの合計4つ。それぞれの登山道の特徴やポイントを紹介します。

富士山には主に4つのルートがあり、山梨県側では吉田口登山道が有名。静岡県側では富士宮口登山道が有名で、どちらも5合目までバスやマイカーを利用して、そこから登山開始し山頂を目指すことができる。もちろん1合目から山頂まで登ることもできるので、経験者で時間に余裕があるときにチャレンジしてみたい。

ルートを比較する上でのポイントになるのが山小屋。山小屋が一番充実しているのは吉田口ルートで、次に富士宮ルート、初心者にとってはこの山小屋が非常に大事になってくる。山小屋はトイレや食事休憩が取れるなど、設備的には充実しており悪天候や体調不良になった時に利用できるので安心。

富士山の登山道のおすすめと人気ルートは? 4ルートを解説

人気ルートその1
■吉田ルート:山梨県側の北側から山頂を目指すルートで富士スバルライン五合目(標高2305m)を出発し吉田口登山道と合流します。五合目は他3ルートも含め、一番賑やかでいかにも観光地といった感じ。五合目から六合目間では乗馬をしながら登山もできる。
五合目から六合目の間以外は登山道と下山道は別になっている。登山道は途中から溶岩地帯の段差も多いところを手も使いながら登る。下山道は大きく左右に蛇行するが、段差も少なく安全な道となる。

山小屋は七合目以上に15軒点在するが、八号五尺の御来光館が最終の山小屋。登り6時間程度、下り3時間程度の行程。

人気ルートその2
■富士宮ルート:静岡県側の南側から山頂を目指すルートで山小屋は山頂も含めて8軒ある。車やバスで富士山スカイラインを登り標高約2400mの地点の五合目はマイカーで行くことができる日本で最高地点となり、その一番高い位置からスタートするため山頂までの距離が短く、また左右への蛇行が少なく距離的なロスも少ない。

登山道と下山道が同じ道を使うので、混雑時期は避けたほうが良いかもしれない。登山道は南西向きで天気の良いときは駿河湾や富士市を見下ろしながら登ることができるので、休憩時も眺望を楽しむことができる。登り5時間程度、下り3時間30分程度の行程。

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静岡県側2ルート解説

〇静岡県側 御殿場口ルート簡単説明
■御殿場口ルート:静岡県側の南東側より山頂を目指すルートで、車走行最終地点の御殿場新五合目は標高が低く、山頂までの距離が長い。また山小屋も途中に8軒あるが休館中の山小屋もあるので注意したい。

4つのルート中最も登山者が少ないため静かに登山を楽しめるが、富士山特有の砂利「スコリア」の道が長く、足の疲労感も多い。また景色が変わり映えしないが下山道は途中から砂利道を下る「大砂走り」が楽しめる。登りは7時間程度、下りは3時間程度の行程。

〇静岡県側 須走口ルート簡単説明
■須走口ルート:静岡県側の東側から山頂を目指すルートで、ふじあざみラインの終点の須走口五合目から登る。5合目のスタートから60分程度は森の中を進むので、日差しの少ない中を歩くことができる。また山小屋も途中に4軒と少ないが八合目からは吉田口と合流し山頂を目指す。

4つのルート中で最も登山者が少ないため、静かに登山が楽しめるが、経験者向き。下山道は途中から砂利道を下る「大砂走り」が楽しめる。登りは8時間程度、下りは3時間程度の行程。

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初心者おすすめ!人気ルートまとめ

★初心者おすすめルート!スケジュール!時期と混み具合!

【吉田口ルート】初心者にはやはり吉田口ルートがおすすめ。
特に女性や子供が一緒に登山する場合は、休憩できる山小屋が多いので、トイレや休憩するタイミングがとりやすい。やはり人気のルートだけに混みあう時期もある。混む時期とすれば7月の連休やお盆休みが最も混雑し、登山者渋滞が起こる場合もある。平日であればいつでも問題ない。

やはりおススメは8月下旬~9月初旬がおすすめ。夏が過ぎ空気が澄んでいいることも多い。

【富士宮口ルート】
初心者でも効率良く登りたい方・体力のある方や短い時間で登頂したいという方には「富士宮口ルート」がおすすめ。また山小屋も8軒あるので安心。
五合目からは休憩抜きで約5時間30分で登ることができ最短。車を降りたところから直ぐに登り始めることができ無駄がない。下山では同じルートを下山するため4時間10分ほど。

こちらもやはりおススメは9月初旬がおすすめ。夏が過ぎ空気が澄んでいると太平洋を望むことができる。ただし段差も多く膝の曲げ伸ばしによる負担もある。


★残りの御殿場口と須走口の2ルートは全ルートを制覇したいがために登るという感じのルート。両ルートも下山には走るように下れる「砂走り」ができるため、登りの半分の時間で下山できる。その砂走りは楽しみのアトラクションといった感じ。

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富士山の登るうえでその歴史と登山道の歴史を知っておくと楽しさ倍増?

富士登山ではいくつかの伝説がある。
その一つとして聖徳太子が馬に乗り一気に上がったことが富士登山の始まりとされており、行楽としての登山としてではなくて神への信仰として山頂を目指すことが目的とされていた。

富士山の山頂は、「遠く」「高く」人が近づけない神聖な場所として崇められていた。そんなこともあり江戸時代には庶民を中心に「富士講」という富士山信仰の信者の集まりがあり、その代表にお金を集め登頂を目指した。東京から歩いて数日間かかる富士登山は費用も時間も掛かったため、まだまだ庶民にできるものではなかった。

登山というより、富士山信仰の代表者によるお参りであった。1900年には吉田口登山道一合目付近の「馬返し」から5合目の間を馬に乗って登ることができるようになった。

交通の歴史として
1936年には富士箱根伊豆国立公園に指定され、1929年には富士山麓電気鉄道(現在の富士急行線)が開業。
1964年には山梨県側富士スバルライン開通。
1969年には静岡県側富士山スカイライン開通。
1985年静岡県側ふじあざみラインが開通。

今では、すっかりレジャーや観光として認知された。そして2013年世界文化遺産登録。

〇登山道の歴史
■吉田口登山道:現在でも麓から山頂まで歩いて登ることができる唯一の古い道で、出発地点は富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社の境内の中を起点としていおり登山道の中でも中心的な登山道になった。近年途中の馬返しまでの約8kmは遊歩道としても整備されていおりトレッキングなども楽しめる。

■富士宮口登山道:旧名の「大宮・村山口登山道」は富士宮市の富士山本宮浅間大社を起点とし、村山浅間神社(興法寺)を経て山頂へ延びる登山道。1900年初めには6合目までの新しい登山道が開設されたため、旧道の部分は登山としての利用されず現在ではその道の位置さえも不明。

■御殿場口登山道:旧名の須山口登山道は裾野市にある須山浅間神社を起点とし山頂へと続く登山道。1707年には宝永噴火により被害をうけ、1780年にルートが変更され登山道全体が復興した。1912年には登山道の一部が現在の自衛隊演習場の区域に取り込まれ使用不可となった。

■須走口登山道:静岡県小山町須走の冨士浅間神社を起点とする。登山道からは1384年の仏像が発見され、登山道では最古かもしれない。そんなこともあり、18世紀には、富士宮にある冨士山本宮浅間大社と須走村の富士浅間神社との間で山頂部の権利を争うようになったが、徳川幕府より須走村の権利として認められた。その後、紆余曲折あり富士山本宮浅間大社の権利となった。

〇唯一浅間神社が起点となっていない精進口登山道
精進口登山道は精進湖を起点として、青木ヶ原樹海を縦断し五合目の小御岳神社を結び18kmと長く、大正12年に開設された比較的新しい登山道とされるが、室町時代に作られたともされる。登山道として整備されたのは大正時代。
途中にある富士風穴では氷の切り出しや蚕の貯蔵庫としての利用をしていたため、赤池から大室山間の道は搬送用の道が存在した。

山頂まで合計で約25㎞と長いため、当初からあまり利用されていなかなった。
五合目まではほぼ全線が樹林地帯内にあり眺めは良くない。森林浴をひたすら行っているようだ。途中には多くの側火山がみられる。

名前の由来は諸説あるが、富士山参拝者がその湖で体を清め「精進潔斎」したことに由来したようだ。

精進口登山道は神社を起点としていない唯一の登山道。もしかすると五合目の小御岳神社を起点として下山道だったのかもしれない?

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青木ヶ原樹海と精進湖と赤池

有名な「青木ヶ原樹海」は現在の長尾山付近で起きた864年(貞観6年)の貞観の大噴火により、流れ出た溶岩流によりできた新しい森で、まだ土がほとんどない。
溶岩の上は順番に「ちい類」→「苔類」→「雑草」が生え、そして針葉樹が育つという順番で森が形成され現在に至る。

樹海の面積は東京の山手線内側の半分ほどの面積がある。溶岩の深さは最深で130mといわれる。樹海には溶岩でできた洞窟があり「風穴」「氷穴」「コウモリ穴」の3つがあり約120ヵ所が見つかっている。

〇青木ヶ原樹海と精進湖と赤池の関係
現在の西湖・精進湖・本栖湖は「剗の海」という大きな湖で貞観の大噴火になどにより3つに分断された。3つの湖の湖面の標高は常に同じ高さを維持するので、地下で繋がっていると推測されている。

精進湖にはいかにも溶岩が流れ込んだ形跡がみられ富士山噴火の様子を今に残す。

その精進湖の近くに幻の池「赤池」が存在する。現在でもその地名は残るが私有地となっておりキャンプ場の敷地内になる。赤池は7年~10年に一度の周期で水が溜まり、池が出現する。
西湖・精進湖・本栖湖の3つの湖の水位が上がってくると出現の可能性があるが、近年は水害防止のための水量調整放水を西湖から河口湖へ行っているため出没する可能性が低いと思われる。

〇赤池と精進口登山道
赤池はキャンプ場の「キャンプあかいけ」の私有地内にあるので、無断立ち入りはできない。その「キャンプあかいけ」は精進口登山道の出発点まで歩いて5分と近く樹海にも面しており、富士登山の起点にもできる。
まさしく富士登山のベースキャンプ地として利用してみてはいかがでしょう。

キャンプあかいけはゴールウィーク~11月までの営業を行っており価格もリーズナブルなため連泊をしながら富士山周辺の行楽や富士登山を楽しむには非常に便利。また精進口登山道入り口付近には、東海自然歩道との交差点もありトレッキングや自然観察なども楽しめる。

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安全に富士山を楽しみましょう!

富士山を登る前に、いろいろな情報や知識を携えると安全性や楽しさが倍増すると思いますので、参考にしてください。

また、登るだけが富士山の楽しみ方ではありません。

是非、富士山をもっともっと知ってもらい不思議な魅力に取りつかれてください。

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