河口湖でのバス釣りについて

富士山をはじめとする美しい自然を背景に、バス釣りを楽しむことができ、季節ごとに異なる釣りの楽しみ方があります。
春のバスの活性化から、秋の美しい風景まで、一年中楽しめるのが魅力です。
とくに、夕暮れ時に湖面に映る夕日をバックにブラックバスを釣る体験は、まさに絶景といえます。
河口湖でのバス釣りの魅力は絶景だけでなく、生息しているブラックバスのサイズが大型である点もポイントです。
2012年6月には、67cmもの大きなバスが釣りあげられた記録が残っています。
また河口湖は河口湖漁業協同組合が管理しており、定期的にバスの放流がされています。
放流情報は河口湖漁業協同組合HPから確認できます。
バス釣りにおすすめの時期は4~6月
河口湖では年間を通してバス釣りが楽しめますが、とくに春は産卵のためにバスがエサを求めるので4〜6月がバス釣りの最盛期を迎えます。
この時期はバスの放流も頻繁に行われ、水温も上昇してくる時期ですのでバスたちの動きも活発になり、エサを求めて水面近くに集まります。
また、この時期は天候に恵まれることも多く、雨や風の影響を受けにくいため、安定した天気の中でバス釣りを楽しめます。
河口湖のおすすめバス釣りポイント10選

今回はその中でも初心者におすすめのポイントをピックアップしてご紹介します。
バス釣りは選ぶポイントで釣果に大きな差がうまれます。それぞれのポイントをしっかり見極め、自分に合うポイントで楽しんでください。
また放流ポイントの近くでは放流情報も釣果を左右します。
事前の情報収集を行いましょう。
1.長浜(西湖放水路)エリア

西湖からの放水は頻繁には行われていませんが、ここが放水されると水に動きがでてバスが活発に活動します。
また岸沿いにはウィードが生えており、最盛期の夏頃には水面近くまで伸びます。
この中に小魚などもストックされブラックバスが隠れている場合もあります。
広々とした駐車場も近くにありアクセスがしやすく、足場もよいのでお子様連れや初心者の方におすすめです。
2.大石公園前

駐車場・トイレ・売店などが完備されており、お子様連れや初心者の方でも楽しめます。
その分、観光客や釣り人が多く、竿を振るときには注意が必要です。
大石公園前は流れ込みや石、ウィードや地形の変化などがふんだんにあり、工夫次第で釣果を得ることも可能です。
逆に釣果を得るまでに時間がかかる場合もあるため、事前準備をしっかりと行い、1〜2時間かかるものとして臨むと良いでしょう。
3.ハワイエリア(目の前)

川が流れ込んでいるためベイトが豊富で水に動きもあります。
河口湖のスポーニング時期(産卵期)はハワイ前と言われるほど大型のバスが釣れるポイントです。
2本の川が流れ込んでいるため常に水に動きがあり、いずれの河口付近は砂地の浅瀬になっているためスポ―ニングには最適な場所といえます。
ハワイエリアは遠浅なため、おかっぱりから狙う場合はウェーダー(下半身が濡れないようにするアイテム)を使いましょう。
沖にはウィードが豊富に生えているため、大物を狙うチャンスもあります。
4.河口湖大橋下

おかっぱりからでも60UPを狙えるため絶対に外せないポイントです。
とくに湖が荒れ気味の日は大きなチャンスとなります。
ブラックバスにとっての休息場所になり、バスが多く集まっているので、魚が動いている時間帯であれば一度チャレンジしてみる価値があります。
足元が急に深くなるため、回遊しているバスを狙っていきましょう。
5.浅川エリア(湖波ボート前)

遠浅の浜が続き、夏以降はウィードが生い茂っているため、バスや小魚などの隠れ場となるスポットです。
河口湖は東向きに風が吹くことが多く、このポイントにはたくさんのプランクトンが流れ着きます。
そのため豊富なプランクトンを狙う小魚が引き寄せられ、それを狙うブラックバスも居付いています。
足元もよく、おかっぱりがしやすいポイントで、駐車場は未舗装ですが広さは十分なため、初心者の方にもおすすめです。
6.ロイヤルワンドエリア

水温は1年を通して安定しており、質・量ともに期待できます。
周辺の水深もちょうどよく、浅すぎることも深すぎることもありません。
また岩場やウィードなどバスが好む地形が豊富です。
またブラックバスの放流場所になっており、足場もよくおかっぱりのしやすさは抜群です。
もちろん人気ポイントですが、バス放流場ということもありバスの数も豊富です。
7.さかなやワンドエリア

放流直後には釣果が期待できますので、放流情報をチェックしておくと良いでしょう。
しかしその反面釣りをする人も多くプレッシャーは高いといえるでしょう。
このポイントは底が溶岩で入り組んでおり、バスが溜まるポイントのためストック量が豊富です。
しかし溶岩に根掛かりしてしまう場合もありますので根掛かりしにくいルアーをセレクトして対策しましょう。
8.八杭ワンド

河口湖の西側、三連ワンドの真ん中に位置するワンドです。ハードボトムと呼ばれる特徴をもち、急深かつ岩や石などで湖底が形成されています。
岸沿いには帯のように水草が生い茂りブラックバスたちの隠れ家となっており、放流後のバスは恐らくこの付近に隠れています。
また呼び名の通りワンド形状のエリアなので、風が吹いていても比較的穏やかに釣りを楽しめるのが特徴です。
9.白須ワンド

春先や秋口など気温が下がっているタイミングでバスが釣りやすいポイントです。
ワンド全体がシャローエリア(1〜2mの水深)となっており、スポ―ニングエリアとしても有名です。水深が浅いこともありワンド内にはボートが入れないため、ゆっくりおかっぱりを楽しめます。
減水時にはかなり攻めごたえのあるポイントになるといわれており、沖にあるお堂付近では50upのバスも釣れるなど実績も豊富です。
10.国友ボート前

しかし手を変え品を変え、さまざまな手法で攻めてもなかなか釣ることはできません。
早朝などバスが元気なときに狙うのに適しています。
ルアーではなく生き餌に反応しますので、子ども連れでエサ釣りを楽しみたい方におすすめです。
河口湖でバス釣りする方法は2つ

・おかっぱりをする
・レンタルボートを利用する
それぞれメリットとデメリットがありますが、初心者の方はおかっぱりでも十分に楽しめるのではないでしょうか。
どちらの方法も、河口湖ならではの楽しいバス釣りを体験できます。自分のスタイルや好みに合わせてバス釣りの魅力を存分に味わってください。
1.おかっぱりをする
おかっぱりとは、釣りの手法のひとつで、主に陸や湖岸に立って釣りを楽しむ方法です。
おかっぱりは、釣る魚に合わせた仕掛けやルアーを選ぶことで、さまざまな種類の魚を狙えます。
富士山の自然の中でのんびりとした時間を過ごしながら、魚との闘いを楽しむ釣りスタイルとして、愛好家に親しまれています。
また、比較的手軽に釣りを楽しめ、河口湖でのおかっぱりはポイントも多く足場も良いため、初心者から上級者まで幅広い人々に人気のスタイルです。
2.レンタルボートを利用する
河口湖では、レンタルボートを利用して湖上から釣りを楽しむこともできます。
レンタルボートを借りて湖上に出ると、おかっぱりではアプローチするのが難しい、より広範囲な釣り場を移動することが可能です。
湖の中央や特定のエリアに移動して、バスの活動を見極めながら効率的な釣りを楽しめます。
大型のブラックバスを釣りたい人にはとくにレンタルボートをおすすめしますが、おかっぱりよりも難易度があがるので注意してください。
河口湖でバス釣りする際の3つの注意点

釣りを楽しむためにはルールを守ることが大切です。
環境を守るためのルールや自身や家族の命を守るためのルールでもあります。
他の釣り人に迷惑をかけないようルールをしっかりと把握し、それを遵守するよう心がけましょう。
1.必ず釣り券を購入する
遊漁料・遊漁税を支払う必要があり、遊漁券は携帯しましょう。
遊漁券は、赤いのぼりが立っている釣具店・ボート店など様々な場所で販売しています。
近隣の一部コンビニエンスストアでも取り扱っていますので赤いのぼりを目印に探してみてください。また、大池公園前(ロイヤルホテル横)と河口湖漁協センター前の2カ所にある自動券売機でも購入できます。
監視員が定期的に遊漁券の点検を行うので、忘れずに携帯するようにしましょう。
2.ワームは使用しない
河口湖では、ワームは使用禁止となっています。
その理由はワームがゴミとして湖底にたまることを防ぐためです。水中に落ちたワームは分解されずに何十年も湖の海底に残ってしまします。
今後も多くの人が河口湖で釣りを楽しむために湖の環境を維持することは非常に大切なことです。
3.夜間の遊漁はしない
河口湖漁業協同組合が定めるフィッシングルールの中で夜間の釣りは禁止されています。釣りができる時間は、日の出1時間前~日没1時間までと定められていますので、注意しましょう。
とくに深夜に釣りなどをした場合に湖に落ちると救助は期待できません。ご自身の身を守るためにもしっかりとルールを把握し、必ず守りましょう。
その他にもルールやマナーが河口湖漁業協同組合のホームページに掲載されています。河口湖で釣りを楽しむ際は必ず確認しましょう。
河口湖に釣りに来たら立ち寄りたい周辺スポット

周辺には富士山の自然を満喫できるレジャー施設や富士山を目の前にお風呂につかれる温泉施設、大人から子どもまで楽しめる観光スポットが数多くあります。
河口湖を訪れた際にはあわせて立ち寄ってみてください。
富士眺望の湯ゆらり

ここでは露天風呂はもちろん内湯からも、富士山の美しい景色を見ながら温泉を楽しめるでしょう。
体を癒し、雄大な富士山の大自然を感じながらくつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 住所 山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
- TEL 0555-85-3126
- 料金
- 大人:平日1,400円、土日祝日1,700円
- 子ども:平日750円、土日祝800円
- 営業時間 平日10:00〜21:00、土日祝10:00〜22:00
- 定休日 年中無休
- 駐車場 無料130台(無料)
- アクセス
- 【車】中央道河口湖ICより車で約10分
- 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅より無料送迎バスあり
ふじてんリゾート

冬にはスキーやスノーボード、それ以外の季節にはマウンテンバイクやグラススキー、バーベキューなど広大なゲレンデを活用したアクティビティが楽しめます。
大自然の中で思いっきり遊びたい方におすすめです。
- 住所 山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
- TEL 0555-85-2000
- 料金
- 【夏】リフト1日券4,000円、3時間券3,000円
- 【冬】券種によって異なります。詳細はHPよりご確認ください。
- 営業時間
- 【夏】9:00~17:00
- 【冬】8:30~17:00、ナイター営業時間16:00~21:30
- 定休日 夏期のみ木・金曜日
- 駐車場 夏期のみ無料、約2,500台
- アクセス 中央自動車道河口湖ICから車で20分
- ※冬期のみ富士急行線河口湖駅前よりシャトルバスの運行あり、詳細はこちらから→
- 富士観光トラベル ふじてんスノーリゾートシャトルバス
富士すばるランド

愛犬と一緒に楽しめるドッグランやワンちゃんとの触れ合い体験エリアもあり、ペットと一緒に楽しむこともできるスポットです。
キャンプや自然観察体験ができるFUJI GATEWAYが隣接しており、昼は富士山を眺めながら遊び、夜は満天の星空を眺めながら眠りにつけるレジャー施設です。
- 住所 山梨県南都留郡富士河口湖町船津字剣丸尾6663-1
- TEL 0555-72-2239
- 料金
- 1Dayパスポート:大人3,700円、小人3,100円
- ふじのすけチケット(お子様・ワンちゃんの付き添いに必要なチケット):2,000円(大人小人共通)
- 営業時間 10:00~17:00(土日祝は9:30~、夏季や冬季で変動あり)
- 定休日 水・木曜日(GW・祝日・夏休み・年末年始・春休みは除く)
- 駐車場 無料約340台
- アクセス
- 【車】中央自動車道河口湖ICから車で10分
- 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅向かいより富士桜高原バスで約15分(無料)
まとめ

河口湖での釣りの魅力は、富士山の自然とアクティビティの絶妙な融合です。釣りを楽しみながら美しい景色も満喫してください。