富士山・青木ヶ原樹海とは

青木ヶ原樹海を形成する木々は、今から1100年以上前に富士山が噴火し流出した溶岩の上に生い茂っています。溶岩の上にある土の厚さはたったの5~7cm!この土は、木が自重に耐えられず倒れた後に菌類などが分解して1100年以上かけて作った土とされています。そのため木々の根は地中に潜れず、溶岩の上を這うように広がっています。この青木ヶ原樹海の独特の雰囲気を醸し出している要素のひとつですね。

樹海への行き方
車で行く場合、東京方面からは河口湖のインターを出て鳴沢村方面に向かいます。静岡方面からは富士宮市から富士吉田市方面に向かいます。どちらも139号線を走っていると「青木ヶ原樹海」という看板が出てきますので気づけばすでに樹海の中です。ですが、どこからでも入っても良いというわけではありません。散策をするには「西湖ネイチャーセンター(クニマス展示館・西湖コウモリ穴)」の駐車場から始まる遊歩道を利用するのがおすすめです。国道139号線沿いにある「鳴沢風穴」の信号を曲がりしばらく道なりに進みます。道の先はT時路になっていて、左折した先が「西湖ネイチャーセンター(クニマス展示館・西湖コウモリ穴)」です。
路線バスを利用する場合は、河口湖駅から西湖周遊バス(グリーンライン)で「西湖コウモリ穴前」で下車するとセンターの前に到着します。
樹海の歩き方


遊歩道には木のチップが敷き詰められていて、とても綺麗に整備されています。樹海は「富士山原始林及び青木ヶ原樹海」として国の天然記念物に指定されていますから、環境保護の観点から遊歩道を外れて立ち入ることは禁止されています。見慣れない景色に思わず近づいて見たくなってしまいますが、そこはぐっと我慢しましょう。そして、遊歩道の中にも木々の根が張り出しているところがありますが、根を踏み続けると表面が削られ木の成長を妨げてしまいますので、できるだけ踏まないように進みましょう。
樹海の楽しみ方





そして、何度も楽しめるのが樹海散策の良いところです。来るたびに様子が変わっているので、ガイドの方も毎回楽しみなのだそうです。まずはツアーで見どころを教えていただいて、次回は自由に散策する、というのもおすすめです!
夏真っ盛り、青木ヶ原樹海に涼みにいらっしゃいませんか?