富士山の噴火を鎮めるために建立された「河口浅間神社」~稚児の舞~

そんな「河口浅間神社」の春の例祭で行われるのが「稚児の舞」。富士山の噴火を鎮められた神様に奉納する舞です。山梨県指定の無形文化財にもなっているこの地域の伝統的な舞で、小学6年生くらいまでの女の子たちが神前で笛などの演奏に合わせて数人で踊ります。
あどけない少女たちの一生懸命な舞に、きっと神様も心を奪われていることでしょう。「稚児の舞」を見たあとに境内を散策すれば、身も心も清められるに違いありません。
開催日:2018年4月25日(水)
会場:河口浅間神社
アクセス
- 河口湖駅より路線バス甲府行き、または大石プチペンション村行きに乗り「河口局前」下車。
武田信玄も崇拝した神社「冨士御室浅間神社」~春の例大祭~

当日は春の訪れを祝うお祭りにふさわしく屋台も出るなど、お祭りの雰囲気を盛り上げてくれます。
武田信玄が歩いた“かも”しれない境内を、ゆったり散策してみてはいかがでしょうか。
開催日:2018年4月25日(水)
会場:冨士御室浅間神社境内
アクセス
- 河口湖駅からレトロバス西湖・青木ヶ原線に乗り約12分。冨士御室浅間神社で下車。
まるで戦国絵巻!~甲斐の勝山やぶさめ祭り~

「甲斐の勝山やぶさめ祭り」は900年以上の歴史があり、1度は時代の流れの中で中断されたものの84年ぶりに復活を遂げ、現在はふるさと祭りとして地元住民にも愛されるお祭りです。
当日は、出陣式、馬上行進、騎射、凱陣之式の流れで執り行われます。武将の装いで馬に乗った射手が目の前を通る馬上行進は、見ているこちらも気持ちが高ぶります。そしてメインイベントである騎射では、疾走する馬上からかぶら矢を射る射手の姿は圧巻です!矢が的を射抜いた瞬間には「おぉ~!!」と会場も盛り上がります。
騎射の後に行われる凱陣之式では、神社に戻り勝どきをあげ、武士の勇壮な伝統を伝える行事が締めくくられます。
出陣式は午後に始まりますが、午前中でも射手の練習風景を見られるので終日楽しむことができます。会場では甘酒や豚汁が振舞われますが屋台はありませんので、お弁当を持っていくのもおすすめです。
開催日:2018年4月29日(日)
会場:冨士御室浅間神社、シッコゴ公園
アクセス
- 河口湖駅からレトロバス西湖・青木ヶ原線に乗り約12分。冨士御室浅間神社で下車。
パワースポット「北口本宮冨士浅間神社」~初申祭~

そして、恋愛成就・縁結び・悪縁断ち切りなどに御利益があると言われ、パワースポットとしても知られるようになりました。
この「北口本宮冨士浅間神社」では、毎年5月5日に「初申祭(はつざるさい)」が行われます。言い伝えによると、富士山は孝安天皇96年に初めて雲霧から姿を現したと言われ、その年が庚申(かのえさる)だったことから、申の年や申の日を縁起として例祭が行われるようになったそうです。その例祭の日を旧暦4月の最初の申の日と定められたことで「初申祭」と言われていましたが、その後太陰暦から太陽暦への変化などに伴って明治42年からは5月5日に行われるようになったのだそうです。
太陰暦から太陽暦への変化を知るお祭りと聞くと、このお祭りの歴史を改めて感じますね。
当日は、普段“摂社”に祀られている三体の猿を祭壇に移す神事から始まります。その後、山梨県指定の無形民俗文化財である「冨士太々神楽」の奉納が始まり、1年のお祭りの中で最も多くの舞を奉納するのだそうです。神楽の他に弓道大会なども奉納され、お餅つきや屋台が並ぶなどたくさんの人で賑わいます。「神様をお招きしてご奉仕し喜んでいただく」という神社ならではのお祭りを楽しめます。
開催日2018年5月5日(日・祝)
会場:北口本宮冨士浅間神社
アクセス
- 富士山駅を発着する「馬返バス」に乗り約10分。浅間神社で下車。
- ※夏期以外は土日祝日を中心に運行していますが冬期は運行がありませんのでご注意ください。
300年前にタイムスリップ!?~本栖公家行列~


行列の先頭の花飾りはお守りとして配られていて、その時にお賽銭を包んでお神輿に投げ込むという慣わしが残っています。また、お祭りの準備を男性だけで行ったり、前日には身を清めるために山神社に泊まったりするなどの伝統も引き継がれていて、300年お祭りを受け継いできた地域住民の方々の想いも伝わってきますね。
2017年に行われた公家行列では、100年ぶりにお神輿を修復して装束も新調したとのこと!新調した装束と一緒に新たな歴史を刻みに行きましょう!
開催日:2018年5月17日(木)
会場:山神社(国道139号の本栖入口周辺)
アクセス
- 河口湖駅から新富士行きのバスで約50分。本栖入口で下車。