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富士山の麓、河口湖周辺には、青木ヶ原樹海を中心に富士山の溶岩でつくられた洞窟が数多くあり、それらは人気の観光スポットとなっています。
そこで今回は、河口湖周辺の溶岩洞窟について、観光にきたら絶対立ち寄りたいスポットから穴場スポット、おすすめツアーなどをご紹介します。
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鳴沢氷穴は河口湖周辺観光で外せない人気スポット

河口湖周辺の洞窟でまず押さえておきたいスポットは「鳴沢氷穴」。中央自動車道河口湖ICから鳴沢方面に車で約20分、青木ヶ原樹海に差し掛かる場所にあります。
富士山麓を代表する溶岩洞窟のひとつで、国の天然記念物にも指定されています。
鳴沢氷穴はその名の通り「氷」に覆われた洞窟で、洞窟内の平均気温は真夏でも3℃程度。夏の暑い日に涼をとるのにぴったりのスポットです。
天井から落ちる水滴が凍ってできた氷柱は、大きなもので高さ3メートルにもなるそう。ライトアップされた氷柱は幻想的でカップルのデートにもおすすめです。
竪穴式で全長153mの洞窟内は一年を通して氷に覆われており、さらに斜面がきついため、訪れる際は動きやすい服装、歩きやすい靴で行くのがオススメです。また、いくら涼をとるためとはいえ外との温度差が大きく、涼しさを通り越して寒くさえ感じることも。長袖の羽織ものなど、温度調整できるものを持っていくと安心です。

鳴沢氷穴とあわせて楽しみたい洞窟は富岳風穴

鳴沢氷穴から国道139号線を西に1km程進んだ場所にある「富岳風穴」も、富士山観光にきたら押さえておきたい人気の観光スポットで、鳴沢氷穴と同様に国の天然記念物に指定されています。青木ヶ原樹海にある多くの溶岩洞窟の中でも巨大な洞窟です。総延長201m、高さは最大8.7mの横穴式洞窟です。
富岳風穴内の気温も1年を通して0~3℃と涼しく、中には天井から落ちる水滴が凍ってできた氷柱が作られています。鳴沢氷穴との違いは、洞窟内は比較的平たんな通路が多いこと。小さなお子様連れでも洞窟探検が楽しめる人気スポットです。

西湖コウモリ穴は希少な保護動物の住み家

富士五湖のひとつで青木ヶ原樹海に囲まれた湖、西湖にもおすすめの洞窟があります。西湖の西南に広がる青木ヶ原樹海にある西湖ネイチャーセンターにある洞窟が西湖コウモリ穴です。西湖コウモリ穴の総延長は350m以上、富士山麓にある溶岩洞窟の中では最大規模を誇ります。
冬の洞窟内は温暖で、その環境がコウモリの生息に適していたため、かつては多くのコウモリが棲息していたそうです。コウモリ穴という名称だけに、コウモリに出会えるかというと、その可能性はほとんどありません。現在は洞窟とともに天然記念物に指定されているため、保護区域で管理されています。

河口湖周辺で洞窟探検を楽しむならツアーもおすすめ

鳴沢氷穴と富岳風穴を両方楽しみたい方には、ガイド付きの散策ツアーもおすすめです。
事前予約制で1時間コースと2時間コースがあり、青木ヶ原樹海内に整備された東海自然歩道の散策が含まれます。密を気にせず、富士山の大自然を思いきり楽しめるツアー内容です。
西湖コウモリ穴にあるネイチャーセンターでは、コウモリの生態説明などの展示館があるほか、富士河口湖町公認のネイチャーガイドが青木ヶ原樹海に生息する動植物について解説してくれるガイドツアーがあり、予約なしで参加できる定時ツアーも行っています。

河口湖周辺の洞窟探検で冷えた体を温めるなら、 “洞窟”風呂がおすすめ

溶岩洞窟の平均気温は0~3℃、夏場でも羽織ものが必要な涼しさです。河口湖周辺で洞窟探検を楽しんだ後はこちらの洞窟が冷えた体を温めてはいかがでしょうか。

鳴沢村にある人気日帰り温泉「富士眺望の湯ゆらり」には、富士風穴を思わせる変わり種風呂「洞窟風呂」があります。
壁面が溶岩に覆われたドーム型のお風呂で、幻想的な空間を楽しむことができます。お風呂の温度は38度とぬるめなので、洞窟探検や散策で疲れた身体をゆったりと休めるのにおすすめです。
「富士眺望の湯ゆらり」には洞窟風呂の他、湯舟につかりながら雄大な富士山を望める「霊峰露天風呂」や「パノラマ風呂」、アロマテラピー効果のある「香り風呂」や発汗作用のある低温サウナ「蒸し風呂」など、16種類のお風呂が楽しめます。
温泉以外にも、河口湖のご当地グルメ「かっぱめし」や山梨名物「ほうとう」が楽しめるお食事処やリラクゼーションスペースも人気です。入泉とお食事がセットになったお得なWEB限定プランもありますので、お出かけ前にHPでご確認ください。

関連施設

富士眺望の湯ゆらり

富士眺望の湯ゆらり

眼前に広がる雄大な富士山の眺めを楽しめる日帰り温泉です。開放感抜群の「霊峰露天風呂」や溶岩洞穴を模した「洞窟風呂」など、富士山の眺望と趣向を凝らした16種類のお風呂が楽しめます。

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ume