富士山の初冠雪とは

平年っていつ?

甲府地方気象台によると、富士山の初冠雪の平年は10月2日。1981年~2010年の間の初冠雪を観測した日から算出しており、2023年の場合、初冠雪は10月5日に観測されたので、平年より3日遅いということになります。
過去の初冠雪

甲府地方気象台が観測を開始して以降、最も早く発表されたのは2008年。今から10年程前の出来事で、なんと登山シーズン真っただ中の8月9日でした。ちなみに8月に初冠雪が確認されたのは2008年を含め1914年、1935年、1994年の4回です。
反対に最も遅いのは2024年の11月7日です。それ以前は1956年と2016年の10月26日で、富士山の初冠雪が極端に遅れるということはありませんでしたが、2024年は11月に入っても初冠雪の便りはなく、130年の観測の歴史の中で最も遅い記録を更新しました。
また、2021年には、富士山の初冠雪が9月7日に発表されたものの、9月20日に富士山頂付近の気温が1年の最高値を記録したため、9月26日に見直され「幻の初冠雪」となりました。
■過去10年の初冠雪観測日
2024年 11月7日(最も遅い観測日)
2023年 10月5日
2022年 9月30日
2021年 9月26日
2020年 9月28日
2019年 10月22日
2018年 9月26日
2017年 10月23日
2016年 10月26日
2015年 10月11日
2024年11月7日(木)河口湖駅前より


2023年10月5日 河口湖畔産屋ヶ崎より


初冠雪と初雪、初雪化粧の違い

初雪とは?
初冠雪は、山麓から見て山頂付近が雪などで白く見えることを指す一方、気象庁によると初雪は「8月1日から翌年の7月31日までに初めて降る雪。みぞれでもよい。」ということです。
富士山でも過去に初雪を確認していましたが、富士山の山頂は実に1年のうち300日以上も雪が積もっているため、どのタイミングを初雪とするか分かりずらく、2004年に富士山の初雪観測は終了しています。
初雪化粧とは?
富士山には、初冠雪とは別に「富士山初雪化粧宣言」があるのをご存じですか?
これは山梨県富士吉田市の富士山課が独自に確認しているもので、2006年から発表しています。
これまで一番早く発表された初雪化粧宣言は2021年で9月7日。反対に一番遅かった年は2024年で、初冠雪発表前の11月6日です。
■過去10年の初雪化粧宣言
2024年 11月6日(最も遅い観測日)
2023年 10月5日
2022年 9月30日
2021年 9月7日(最も早い観測日)
2020年 9月21日
2019年 10月23日
2018年 10月15日
2017年 10月26日
2016年 9月25日
2015年 10月11日
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- 住所 〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
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- WEB https://www.fuji-yurari.jp/