山中湖へダイヤモンド富士を見に行きませんか?
四季折々の美しい表情を見せてくれる富士山ですが、その中でも特に幻想的で、かつ見られる時期が限られているダイヤモンド富士。日の出や日没時に太陽が富士山の山頂に重なり、ダイヤモンドのように輝く現象です。山中湖はそんなダイヤモンド富士が長期にわたって見られる人気スポットで、毎年多くの観光客やカメラマンが訪れます。
本記事では山中湖から見るダイヤモンド富士の魅力や見どころをご紹介します。山中湖に来て、富士山と太陽が織りなす一瞬の輝きをカメラに収めてみませんか?
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山中湖でダイヤモンド富士が見えるおすすめの場所は?

山中湖花の都公園

山中湖のダイヤモンド富士が見られる場所の中で、特に長期間ダイヤモンド富士を観測できるのが花の都公園です。11月末から1月中旬までの約1カ月半、敷地内からダイヤモンド富士を見ることができます。
ダイヤモンド富士が見られる期間に花は咲いていませんが、毎年11月中旬から1月にかけて園内のライトアップイベント「イルミネーションFANTASEUM」が開催されるため、ダイヤモンド富士を見た後はイルミネーションに彩られた園内を見て回りましょう。

長池親水公園

長池親水公園近くの浜も、人気のダイヤモンド富士観測スポットとなっており、多くのカメラマンや観光客の方が訪れます。ここでダイヤモンド富士が見られるのは、11月上旬と2月上旬です。
長池親水公園に無料駐車場がありますが、停められる台数に限りがあります。車で撮影に行く場合は時間に余裕をもって早めに到着するようにしましょう。

山中湖交流プラザきらら

山中湖交流プラザきららの近くはカメラマンに人気のスポット。気象条件が良く波が穏やかな日は、ダイヤモンド富士の瞬間に湖面に逆さ富士が映る「ダブルダイヤモンド富士」を見ることができるかもしれません。観測時期は10月下旬と2月中旬です。
人気の撮影スポットなので毎年多くの人が集まりますが、きららには大きな有料駐車場があるためマイカーで訪れても車が停められない心配はないでしょう。撮影目的の方は早めに到着してカメラの場所を決めておくと安心です。

パノラマ台

三国峠の中腹にあり、山中湖を見下ろせる絶景スポット「パノラマ台」。10月に山中湖畔で最も早くダイヤモンド富士が見られるスポットであり、逆に2月は最後にダイヤモンド富士が見られる場所です。
湖畔からのダイヤモンド富士とは違う雰囲気の景色であることから、カメラマンにも人気です。駐車場はありますが10台ほどで埋まってしまうため、早めの到着を心がけましょう。

大池浜

大池浜は多くの白鳥が集まる浜辺として有名です。湖・白鳥・ダイヤモンド富士という構図の写真を狙うことができ、カメラマンにもおすすめのスポットです。浜は広く撮影もしやすいですよ。見られる時期は11月中旬と1月下旬です。
すぐそばに駐車場がないため、車は湖畔沿いの無料駐車場へ停め、歩いて浜へ向かいましょう。路上駐車や周辺のホテル・民宿への無断駐車は迷惑になります。マナーを守りながらダイヤモンド富士の鑑賞や撮影を楽しみましょう。

ママの森下

長池地区の代表的な撮影ポイントです。きららがある平野地区よりも富士山が大きく見えるのが魅力で、ダイナミックな富士山に夕日が沈んでいく光景を見ることができます。11月上旬、2月上旬にダイヤモンド富士が見られます。
大池浜と同じくすぐ近くに駐車場はありません。車は長池親水公園に停めるのがおすすめですが、こちらも駐車台数が少ないため時間に余裕をもって動きましょう。

旭日丘湖畔

旭日丘地区の湖畔は、パノラマ台を除けば10月に最も早くダイヤモンド富士が見られる場所です。湖畔からのダイヤモンド富士をいち早く狙いたいときはこちらから。
近くにある旭日丘湖畔緑地公園は「夕焼けの渚」と呼ばれ日本の渚100選にも選ばれています。その名の通り夕焼けがとてもきれいな場所なので、ダイヤモンド富士を見た後、日没までの時間をこちらで過ごしてはいかがでしょうか?

山中湖でダイヤモンド富士が見られる時期

10月から2月まで見られる

山中湖はダイヤモンド富士が見られる期間が非常に長く、10月中旬から2月までの約4カ月間観測できます。10月にパノラマ台から始まり、旭日丘地区、平野地区、長池地区、花の都公園と観測ポイントが変わっていきます。冬至を過ぎた1月から2月の観測ポイントは来た道を戻りながら、パノラマ台で2月のダイヤモンド富士が見納めとなります。

2月に「ダイヤモンド富士ウィークス」を開催

ダイヤモンド富士が見られるかどうかは、当日の天気次第です。10月~11月よりも2月の方が安定して晴れる日が多いことから、2月初旬から中旬にかけて「山中湖ダイヤモンド富士ウィークス」というイベントが開催されます。きれいな写真を撮りたい方も、この期間を狙ってきてみてはいかがでしょうか。

山中湖でダイヤモンド富士が観測できる時間

山中湖で見られるのは夕日のダイヤモンド富士

ダイヤモンド富士には、日の出の時間に朝日が富士山頂に重なるものと、日没時に夕日が山頂に重なる2種類があります。山中湖のダイヤモンド富士はすべて後者で、夕日のダイヤモンド富士になります。場所によって時間は変わりますが、15時半~16時半ごろにちょうど太陽と山頂が重なります。朝日のダイヤモンド富士とは違い、見るために朝早く出発する必要がないことも、山中湖が「ダイヤモンド富士の聖地」と言われ多くのカメラマンに人気である理由の一つなのでしょう。
また山中湖は標高が高く、日中晴れていて暖かく感じても日が落ちるとかなり冷え込みます。ダイヤモンド富士が見られるのは冬の夕方ですので、防寒対策はしっかりと行いましょう。

山中湖のほかにもダイヤモンド富士観測スポットが

本栖湖や田貫湖でもダイヤモンド富士が見られる

山中湖の他にもダイヤモンド富士が撮影できるスポットはあります。富士五湖のなかでもっとも西側にある本栖湖や、静岡県の田貫湖もダイヤモンド富士が見られる場所として有名です。本栖湖・田貫湖ともに日の出のタイミングでダイヤモンド富士が見られる場所なので、山中湖とは違った雰囲気の写真が撮れますよ。

ダイヤモンド富士の観測スポットについて、詳しくはこちら

ダイヤモンド富士と合わせて楽しめるレジャースポット

冬はスキー・スノーボードを満喫

山中湖のダイヤモンド富士が見られるのは日没の時間。日中は別の場所で観光し、夕方にダイヤモンド富士を見るというのもおすすめですよ。
ダイヤモンド富士が見られる冬の代表的なレジャーといえばスキー・スノーボード。富士五湖エリアでスキーを楽しむなら「ふじてんスノーリゾート」がおすすめです。山中湖から車で30分ほどの場所なので、ダイヤモンド富士を見る前に気軽に遊びに行けますよ。レンタル道具も充実しているため手ぶらでもOKです。

ふじてんリゾート

  • 住所   山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
  • 駐車場   約2000台/無料(土日祝は有料)
  • アクセス 【車】中央自動車道河口湖ICより20分 【電車】富士急行線河口湖駅よりタクシーで20分
  • 予約   不要

家族で遊べるテーマパーク

子どもと一緒のお出かけでおすすめなのが、富士山麓のファミリー向けテーマパーク「富士すばるランド」。巨大迷路や大きな滑り台など屋外で体を動かして遊べるアトラクションが充実しています。遊べるアトラクションの数も豊富で、お得なワンデーパスポートもあるので、遊びに行く場合は午前中から1日たっぷり楽しむのがおすすめです。

富士すばるランド

ダイヤモンド富士を見た後は日帰り温泉へ

ダイヤモンド富士が見られる期間、山中湖はかなり冷え込みます。ダイヤモンド富士を見た後は温泉で温まりましょう。山中湖の「紅富士の湯」はダイヤモンド富士の観測地点から近い温泉施設です。また、朝霧方面にお帰りの方や鳴沢周辺に宿をとっている方は、16種類のお風呂が楽しめる日帰り温泉「富士眺望の湯ゆらり」もおすすめです。

富士眺望の湯ゆらり

  • 住所   山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
  • 駐車場   約130台/無料
  • アクセス 【車】中央自動車道河口湖ICより20分 【電車】富士急行線河口湖駅より無料送迎バスあり
  • 予約   不要

関連施設

ふじてんスノーリゾート

ふじてんスノーリゾート

都心から90分、雄大な富士山をバックにスキーやスノーボードが楽しめます。7つのコースには種類豊富なアイテムが揃っており、初心者も上級者も大満足の本格スキー場。雪遊びやそり遊びエリアも常設されているので小さなお子様連れのファミリーにもおすすめです。

富士すばるランド

富士すばるランド

富士山の大自然に囲まれた、家族で楽しむテーマパークです。園内には、数十種類アトラクションやアスレチックが楽しめる「フォレストぱーく」、レンタル犬と触れ合える「ドギーパーク」、キャンプやイベント満載の「FUN OUT! PARK FUJI」など、子供から大人まで1日中満喫できる遊び場です。

富士眺望の湯ゆらり

富士眺望の湯ゆらり

眼前に広がる雄大な富士山の眺めを楽しめる日帰り温泉です。開放感抜群の「霊峰露天風呂」や溶岩洞穴を模した「洞窟風呂」など、富士山の眺望と趣向を凝らした16種類のお風呂が楽しめます。

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もっちー