山中湖は富士五湖のなかで最も富士山に近い湖です。
そのため、山中湖周辺には迫力満点の富士山を楽しめるビュースポットがたくさんあります。
中でもおすすめなのが、今回紹介する「山中湖パノラマ台(やまなかこぱのらまだい)」です。
この記事では、山中湖パノラマ台の季節ごとの魅力やアクセス情報など実際に訪れるときに便利な情報をご紹介します。
また、山中湖周辺の観光スポットについても言及しているので、ぜひ山中湖観光をする際の参考にしてみてください。

※整備工事に伴い、下記期間、駐車場および公衆トイレが使用できなくなります。
閉鎖期間中は、交流プラザきらら駐車場、または県境付近にある三国峠駐車場をご利用ください。
工事期間:2024年6月10日(月)~11月30日(土)
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山中湖パノラマ台の基本情報

山中湖パノラマ台は山中湖南西部の高台にあり、眼下に山中湖を、その左に富士山を望むことができます。
天気が良い日には山中湖の先に南アルプスの山々を見渡すことができます。
周辺にはススキの草原が広がっていて、まさに大パノラマの絶景を堪能できるビュースポットです。
山中湖パノラマ台に行く前に、まずは基本情報をチェックしていきましょう。

アクセス

山中湖パノラマ台は山中湖から三国峠へと向かう県道の道路脇にあり、すぐそばまで車やバイクで行くことができます。
最寄りの東富士五湖道路・山中湖ICからは約20分です。
下の地図に表示されているルートを辿れば、山中湖北岸からの富士山を横目にドライブできるのでおすすめです。
平野交差点の先を左折すると、5分程度でパノラマ台に到着します。

2023年は山中湖パノラマ台に向かうシャトルバスが運行されました。
高速バスや路線バスの停留所がある山中湖南岸の旭日丘を起点とし、7月から10月にかけて利用可能です。
最新情報については山中湖観光協会のホームページをご覧ください。
https://lake-yamanakako.com/feature/panoramabus

駐車場

県道を進むと、大きな右カーブの中ほどに駐車スペースの入口があります。
駐車料金は無料ですが、10台分ほどのスペースしかないので時期によってはすぐに満車になるので注意が必要です。
駐車スペースには山側にトイレが併設されているほか、パノラマ台側にベンチと案内板が設置されています。

山中湖パノラマ台周辺でハイキング

パノラマ台周辺には高指山・明神山ハイキングコース、三国山・パノラマ台ハイキングコースが整備されています。
一帯に広がるススキ野原から徒歩約30分ほど歩くと明神山山頂です。
ここもパノラマ台に劣らない絶景スポットとして知られています。
季節ごとに変わる景色を見ながら、色々なコースを散策してみてください。

山中湖パノラマ台はツーリングにもおすすめ

富士五湖エリアは、その美しい自然景観から、バイカーが愛してやまないツーリングスポットとしても有名です。
とりわけ、山中湖から道志村へと続く「道志みち」はバイクの聖地として知られています。
パノラマ台は道志みちからも近く、景色も美しいため駐車スペースにはいつもバイクが並んでいます。
また、カーブが連続する特徴も道志みちと似ているので、富士五湖をツーリングするときは道志みちとセットでパノラマ台に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

基本情報

  • 名称:山中湖パノラマ台
  • 住所:山梨県南都留郡山中湖村平野
  • TEL:なし
  • 料金:無料
  • 駐車場:あり (無料・約10台分)
  • アクセス:東富士五湖道路山中湖ICより約20分 中央自動車道河口湖ICより約35分
  • 定休日:年中無休
  • 営業時間:24時間

山中湖パノラマ台の夏

山中湖エリアは標高が高く、夏でも涼しい避暑地として全国から観光客が訪れます。
パノラマ台はそんな山中湖のさらに高台にあるため、都市部がうだるような暑さの日でも比較的過ごしやすいスポットです。
夏のパノラマ台を訪れた際は、ぜひ周辺のハイキングコースでを高原の風を感じながら散策してみてください。
青々とした富士山と周辺の緑のコントラストにきっと感動するはずです。
夏の終わりごろから秋のはじめにかけて、朝日が富士山を真っ赤に染める「赤富士」を見ることができます。
山中湖パノラマ台は赤富士の撮影スポットとしても人気があり、この季節には多くのカメラマンの姿が見られます。
「空気が澄んでいて、雲がでていない日の出の時間帯」という天候の条件がそろわないと見られない絶景です。

山中湖パノラマ台の秋

パノラマ台は富士五湖有数の紅葉スポットとして人気です。
9月末から10月下旬にかけてはススキの草原一面が黄金色に染まり、幻想的な景色が広がります。
10月中旬になると、山中湖一帯の木々も色づき始め、ススキと紅葉のコラボレーションを見渡すことができます。
さらに、秋が深まり1日の寒暖差が大きくなる時期には、早朝に雲海を見ることができるかもしれません。
秋のパノラマ台で夢の中のような景色をぜひ味わってみてください。

山中湖パノラマ台の冬

冬季の山中湖は冷え込みが強く、1日の最低気温が-10度前後になります。
湖面の一部が凍結したり、雪が積もることも珍しくありません。
こう聞くと、冬の山中湖を観光するのは控えようと思うかもしれませんが、厳しい冬ならではの絶景もとても魅力的です。
冬のパノラマ台からは冠雪した富士山と白銀の山中湖一帯を眺めることができます。
富士山周辺の自然が作り出す景色の中でも、この冬景色が一番好きという方も多いのではないでしょうか。
山中湖をはじめ、冬の富士五湖では積雪や路面凍結にご注意ください。
スタッドレスタイヤを装着することをおすすめします。

山中湖パノラマ台の夜

日中の景色だけでなく、夜のパノラマ台も魅力たっぷりです。
高台にあるパノラマ台周辺は明かりが少ないため、星空観察に適しています。
夜のパノラマ台からみる山中湖の景色は富士山のシルエットが強調されて印象的です。
夏の天の川や冬のシリウスなど、季節ごとに見ごたえたっぷりの写真が撮影できることでしょう。
天気次第で季節を問わず楽しめる絶景なので、ぜひ夜も山中湖パノラマ台へ足を運んでみてください。

山中湖パノラマ台で見る夕日

山中湖から夕日を見るなら、「ダイヤモンド富士」の時期を狙ってみてはいかがでしょうか。
ダイヤモンド富士は、富士山の山頂と沈む太陽が重なる現象で10月中旬から2月下旬にかけてがシーズンです。
夕焼けとは違った神々しい景色を目にすることができます。
パノラマ台はダイヤモンド富士のビューポイント・撮影スポットとして有名で、、夕暮れ時には多くのカメラマンや観光客で賑わいます。
ダイヤモンド富士を観測しやすい2月1日から22日は山中湖ダイヤモンドウィークと呼ばれ、山中湖周辺で様々なイベントが行われる期間が設けられています。

富士山周辺の夕日スポットやダイヤモンド富士については、こちらの記事も参考にしてみてください。
「富士山周辺の夕日スポット!ダイヤモンド富士や夕焼けの景色に感動!」

「ダイヤモンド富士の聖地・山中湖へ幻想的な絶景を見に行こう!」

山中湖周辺の宿泊施設

山中湖パノラマ台の楽しみ方は様々ですが、「早朝の赤富士を見たい」、「夜に星空を見たい」「ダイヤモンド富士をじっくり目に焼き付けたい」といった場合、日帰りでは少しタイトなスケジュールになってしまいます。
特に、遠方からお越しの方はどこかに宿泊してパノラマ台を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。

山中湖周辺にはホテルやペンション、キャンプ場など宿泊施設が充実してますので、泊りがけの観光や旅行も十分可能です。

富士緑の休暇村

富士緑の休暇村は鳴沢村の富士山麓にある大型宿泊施設です。
山中湖からは車で約30分の距離にあります。
山中湖パノラマ台からは少し離れていますが、富士五湖のほぼ中央部に位置しているので、富士五湖や富士山観光を楽しむ際におすすめの宿泊施設です。

料理や部屋の広さなどを選べる様々な宿泊プランが用意されていますので、旅の目的や人数に合わせて利用しやすくなっています。
館内には、大浴場や富士山を望める露天風呂、売店はもちろんのこと、富士山観光のチラシやパンフレットも多数設置されています。

基本情報

  • 名称:富士緑の休暇村
  • 住所:山梨県南都留郡鳴沢村字ジラゴンノ8532-5
  • TEL:0555-85-2236
  • 駐車場:普通車130台
  • アクセス:
  • 【車】中央自動車道河口湖ICから車で約10分
  • 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅よりバスで約20分(無料送迎バスあり)
  • URL:https://www.kyukamura.jp/

富士五湖周辺の観光スポット

富士五湖にせっかく来たのなら、パノラマ台だけでなく、他の観光スポットもめぐってみませんか?
パノラマ台とあわせて立ち寄れる観光スポットご紹介します。
富士五湖にせっかく来たのなら、パノラマ台だけでなく、他の観光スポットもめぐってみませんか?
パノラマ台とあわせて立ち寄れる観光スポットご紹介します。

忍野八海

「忍野八海」は富士山の伏流水に水源を発する湧水池です。
池の周りには茅葺屋根の建物が並んでおり、日本の原風景が楽しめる観光スポットとして人気があります。
パノラマ台からは車で約20分、お土産店やグルメが充実しているので、休憩やランチにも利用できます。

基本情報

  • 名称:忍野八海
  • 住所:山梨県南都留郡忍野村忍草
  • TEL :0555-84-4222
  • 料金:大人300円 子供150円 幼児100円
  • 駐車場:周辺に民営駐車場あり(有料)
  • アクセス:東富士五湖道路山中湖ICより約6分 中央自動車道河口湖ICより約20分
  • 定休日:年中無休
  • 営業時間:9:00~17:00

長池親水公園

山中湖の北岸にある「長池親水公園」は、山中湖と富士山を一望でき、「赤富士」や「ダイヤモンド富士」の撮影スポットとしても知られている人気の絶景スポットです。
トイレと駐車場が併設されているので、ドライブやツーリングの休憩に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

基本情報

  • 名称:長池親水公園
  • 住所:山梨県南都留郡山中湖村平野3222番地先
  • TEL なし
  • 駐車場:あり(無料)
  • アクセス:東富士五湖道路山中湖ICより約6分 中央自動車道河口湖ICより約25分
  • 料金:無料
  • 定休日:年中無休
  • 営業時間:24時間

富士眺望の湯ゆらり

「富士眺望の湯ゆらり」は鳴沢村にある日帰り温泉施設で、富士山を眺めを楽しみながらお風呂に入ることができます。
パノラマ台を楽しんだ後は、旅の〆に富士眺望の湯ゆらりのお風呂で満喫してはいかがでしょうか。

冬の寒い時期には温かいお風呂でゆっくりと、夏の暑い時期には汗を流してすっきりと、季節を問わず立ち寄りたい施設です。
館内の食事処では、富士五湖の食材を使った季節の料理や山梨県のご当地グルメを味わうことができます。

基本情報

  • 名称:富士眺望の湯ゆらり
  • 住所 山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
  • TEL 0555-85-3126
  • 駐車場 あり(130台・無料)
  • アクセス 中央道・河口湖ICから約10分、富士急行河口湖駅より約20分(送迎バスあり)
  • 料金 大人 10:00~19:00 平日1,400円 土日祝1,700円 19:00~ 平日1,200円 土日祝1,500円 子ども(4歳~小学生) 平日 750円 土日祝 800円
  • 定休日  年中無休
  • 営業時間 平日10:00~21:00(最終入館20:00)土日祝10:00~22:00(最終入館21:00)
  • WEB   https://www.fuji-yurari.jp/

まとめ

季節や時間によって違った魅力を見せる山中湖パノラマ台をご紹介しました。
天候に恵まれれば、24時間365日いつでも楽しめるスポットと言えます。

県道を通って車やバイクで向かう以外にも、山麓からパノラマ台まで徒歩で登ったり、ロードバイクで登る楽しさもあり、目的に応じてパノラマ台から見える景色も違ってくるのではないでしょうか。
ぜひ自分好みの方法でパノラマ台を満喫してみてください。

関連施設

富士緑の休暇村

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富士山観光の拠点としてご利用いただける大型宿泊施設。人工芝グラウンド2面をはじめ、体育館やフットサルコート、セミナー室を完備した総合レクリエーション施設として合宿や各種研修などに利用できます。河口湖方面にも本栖湖方面にもアクセス抜群です。

富士眺望の湯ゆらり

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眼前に広がる雄大な富士山の眺めを楽しめる日帰り温泉です。開放感抜群の「霊峰露天風呂」や溶岩洞穴を模した「洞窟風呂」など、富士山の眺望と趣向を凝らした16種類のお風呂が楽しめます。

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ライター紹介

takumin