世界遺産富士山周辺で夕日がきれいな絶景スポットを紹介します!夕焼けがきれいな富士山ビュースポットのほか、山中湖の冬の風物詩ともいえる夕日のダイヤモンド富士は一度は目にしたい感動モノの絶景です。
東京近郊からなら日帰りでも楽しめる富士五湖観光ですが、せっかくなら宿泊しながら夕暮れの一瞬の景色を楽しんでみてはいかがですか?
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富士五湖で夕日を見られる時間はいつ?

【冬の夕日が見られる時期】
冬期の日没時間は一番早くて16:30頃で、太陽は南西の空に沈んでいきます。山梨県富士五湖地域から見て富士山は南側にあるため、夕日と富士山が近く写真を撮るのに適した季節です。

【夏の夕日が見られる時期】
夏季は一番日が長いときで19:00過ぎの日の入りとなります。太陽は北西の空に沈んでいきますので富士山との距離は離れてしまいますが、条件次第で真っ赤に染まる富士山を見ることもできますよ。

河口湖や本栖湖などおすすめの夕焼けスポット

【夕焼けが発生する条件は?】
夕焼けになる条件はいくつかあります。夕焼け空の撮影に挑戦したいという方は覚えておくと役に立つかもしれません。
一つ目は太陽が低い位置にあること。日没直前になるほど空が赤く染まってきます。
二つ目は適度な雲があること。太陽の光が雲などにぶつかり散乱することで赤く見えるそうです。太陽を覆い隠さない程度に雲がある日がねらい目です。
三つ目は適当な湿度であること。50パーセント前後の時が夕焼けになりやすいそうです。
これらの条件を踏まえたうえで夕焼けを見に行く日を決めてみてください。夕焼けの景色が見事な絶景スポットを紹介します。
【河口湖】
河口湖は富士五湖の中でも観光地化が進んだ湖で、絶景スポットもたくさんあります。産屋ヶ崎や大石公園など湖畔に近い場所であれば水面に夕日が映った幻想的な写真が撮れますよ。

産屋ヶ崎:山梨県南都留郡富士河口湖町浅川
大石公園:山梨県南都留郡富士河口湖町大石
【本栖湖】
富士五湖の中でもっとも西側にある本栖湖。夕焼けも朝焼けもキレイです。冬は日の出のタイミングでダイヤモンド富士を見られるので、夕暮れだけでなく早朝にも訪れたい湖です。

浩庵キャンプ場周辺:〒409-3104 山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉
【精進湖】
富士五湖でもっとも小さな精進湖は、周囲を山に囲まれた手つかずの自然が残る湖で、秘境のような雰囲気があります。夕焼けや朝焼けで赤く染まるとますます神秘的になりますよ。富士山の前に一回り背が小さい大室山が重なる「子抱き富士」は、精進湖からしか見られない光景です。

他手合浜:山梨県南都留郡富士河口湖町精進
【忍野八海】
富士五湖の観光地として有名な忍野八海。かつて富士講の登拝者が身を清めたというパワースポットでもある8つの池です。富士山がきれいに見える場所もあり、夕焼けの景色も素晴らしいですよ。

忍野八海:山梨県南都留郡忍野村忍草

山中湖で見られる日の入りのダイヤモンド富士は必見

【山中湖はダイヤモンド富士の名所!見られる時期は?】
山中湖は冬の長期間にわたり湖畔の様々な場所でダイヤモンド富士を観測することができます。見られる時期は10月~11月と、1月~2月の年2回です。
山中湖で見られるのは日の入りのダイヤモンド富士で、湖畔越しの富士山の美しさだけでなく、朝早く出かける必要がある日の出のダイヤモンド富士とは異なり時間的な余裕があるためカメラマンにも人気です。
代表的なダイヤモンド富士の撮影スポットを紹介します。
【長池親水公園】
大迫力の富士山が見える代表的な撮影スポットです。湖畔はそれほど広くありませんが、公園内で柵越しにカメラを構えることができます。また公園の無料駐車場が利用できるため車でもアクセスしやすいですよ。

長池親水公園駐車場:山梨県南都留郡山中湖村平野3214-1
観測日:11月3日頃/2月8日頃
【大池湖畔】
大池湖畔は白鳥が数多く生息していることで有名です。ここは浜が広く三脚を使用しやすいため、一眼カメラでの撮影におすすめのスポットです。タイミングが合えばダイヤモンド富士と白鳥を同時に写真におさめられるかもしれませんよ。

大池湖畔:山梨県南都留郡山中湖村山中1507-1
観測日:11月13日頃/1月30日頃
【山中湖交流プラザきらら】
山中湖交流プラザきらら近くの湖畔でもダイヤモンド富士を撮影することができます。施設には150台以上収容可能な駐車場があるため、車で行きやすい撮影スポットです。湖畔は広さがあるため撮影もしやすいですよ。

山中湖交流プラザきらら:山梨県南都留郡山中湖村平野479-2
観測日:10月27日頃/2月16日頃
【パノラマ台】
パノラマ台は山中湖の平野地区から山を登った高台にある絶景スポットです。富士山と眼下に山中湖が一望できる普段から人気のある景勝地ですが、ここでもダイヤモンド富士を見ることができます。
山中湖畔のダイヤモンド富士スポットの中では、10月から11月にかけて最も早く、また1月から2月にかけては一番最後に観測できる場所になるため、その年最初のダイヤモンド富士を狙ったり、最後の見納めをしようと多くの方が訪れます。
標高が高く夜空もきれいに見えるため、ダイヤモンド富士を撮影した後にそのまま星空撮影というのも良いかもしれません。

パノラマ台:山梨県南都留郡山中湖村平野
観測日:10月16日頃/2月25日頃

朝晩に見られる綺麗な富士山は他にも

【夏の赤富士と冬の紅富士】
夕暮れの富士ではありませんが、朝焼けに照らされ真っ赤に染まる富士山も絵になります。夏の雪が無い富士山が朝焼けで赤く染まることを「赤富士」、冬の白い富士山が朝焼けに染まることは「紅富士」と呼びます。
どちらも違った魅力がありますので、富士五湖に泊まりで遊びに来た際は、朝少し早く起きて富士山を眺めてみてはいかがでしょうか?
【パール富士】
ダイヤモンド富士は聞いたことのある方が多いと思いますが、「パール富士」をご存じでしょうか?
ダイヤモンド富士は富士山頂に太陽が重なる現象を指します。これとは逆に、満月が富士山頂に重なる現象をパール富士と呼ぶのです。パール富士は富士山と月が重なるタイミングだけでなく、月の満ち欠けの周期もあるためダイヤモンド富士より見るのが難しいと言われています。月の穏やかな光はダイヤモンド富士に比べて上品にうつります。
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もっちー