施設の概要と魅力
忍野八海は富士北麓の忍野村に位置する名勝で、富士山の構成資産として世界遺産に登録されています。富士山の伏流水が湧き出る8つの池が点在しており、中でも「湧池」は透明度が高く、美しい景観を楽しめます。池の周辺には茅葺き屋根の建物や水車といった日本の原風景が残されており、富士山も同時に望むことができます。春には近くの川沿いに桜が咲き誇り、富士山とのコラボはまさに絶景です。
注目ポイント

透明度の高い富士山の伏流水が湧き出る「涌池」

茅葺き屋根の建物や水車など日本の原風景が残る景観

春には川沿いに立ち並ぶ桜と富士山のコラボが楽しめる
施設の詳細情報
- 施設名:忍野八海
- 所在地:〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草
- アクセス:
【公共交通機関】
富士急行線河口湖駅から路線バス 「忍野八海入口」または「忍野八海(大橋)」バス停下車
【車】
東富士五湖道路山中湖ICから約6分、中央自動車道河口湖ICから約15分
【駐車場】
周辺に有料駐車場が複数あり(民営) - 施設の特徴・内容:
【出口池】
忍野八海の中で一つだけ離れた場所にあり最も面積が広い池。観光客が少なく落ち着いた雰囲気。
【お釜池】
忍野八海の中で最も小さな池で、透明度が高く、水中植物が揺れ動く姿が風流。
【底抜池】
洗物が消えるという伝説のある池で、「榛の木林資料館」の敷地内にある。
【銚子池】
縁結びの池と伝えられていて、池の底から砂を巻き上げ水が湧いているのがよく見える。
【涌池】
湧水量も豊富で、透明度が高い。美しい景観から、忍野八海を代表する池として知られている。
【鏡池】
水量が少ない分、水面が安定しており、条件が整えば、見事な逆さ富士を見ることができる。
【菖蒲池】
菖蒲にまつわる伝説が残る池で、奥には八海菖蒲池公園がある。
【濁池】
名前とは違い、実際には透き通っている。涌池に隣接していて、富士山の眺望が美しい。
おすすめの体験・アクティビティ
- メインエリアで観光:
湧池や中池があるメインエリアには日本の原風景が広がり、お土産や軽食のお店が立ち並んでいます。
富士山や周辺の景観を写真に収めながら、ショッピングやグルメも同時に楽しめます。 - 8つの池を巡り歴史にも触れる:
すべての池を巡り、1つ1つ違う景色を見ながら散策するのもおすすめです。時間に余裕があるなら、北側にある「浅間神社」や西側にある「八海庭園 彦兵衛屋敷」まで足を伸ばしてもよいでしょう。 - 忍野名物に舌鼓:
中池の近くには忍野八海名物「草餅」が焼き立てで販売されている他、忍野八海周辺には「忍野そば」のお店が豊富です。観光の合間に地元グルメを味わってみてはいかがでしょうか。 - 季節ごとの特色:
- 【春】4月中旬~下旬には、忍野八海の北を流れる「新名庄川」沿いの桜が見頃を迎える。
- 【夏】標高940mの高地に位置しているため、夏でも比較的涼しく観光を楽しめる。
- 【秋】赤や黄に色づいた山々を背景に見る忍野八海は風情たっぷり。
- 【冬】雪景色はもちろん、池から立ち上る湯気が凍ってできる「霧氷」も美しい。
施設の設備
- トイレ
- 展望台(富士山と忍野八海を一望できる)
- 榛の木林資料館 (貴重な資料を通じて、忍野八海の歴史を学ぶことができる)
特別なサービス
- 東京や横浜から忍野八海に向かう直行バスが運行されている。
- 忍野八海内で飲食・買い物すると料金が無料になる駐車場もある。
利用方法・料金
- 利用時間・定休日:
- 【見学可能時間】24時間 ※榛の木林資料館、店舗エリアは除く
- 【定休日】年中無休 ※榛の木林資料館、店舗エリアは除く
- 料金:
- 無料 ※榛の木林資料館・その敷地内にある底抜池の見学は有料
周辺情報
- モデルコース:
- 午前 忍野八海を巡る
昼 忍野そばのお店で昼食
午後 山中湖畔や高台の展望台で、ゆっくりと絶景を楽しむ - 近隣の観光地:
- 二十曲峠
忍野村一帯と富士山を見渡せる絶景スポット。展望デッキが整備されている。(車で約20分) - 山梨県立富士湧水の里水族館 森の中の水族館
山梨県唯一の水族館で、淡水魚専門のみを展示している(車で約4分) - 山中湖
富士五湖の中で富士山に最も近く、ダイナミックな富士山の絶景が広がる(車で約15分)
訪れる前に知っておきたいポイント
- 注意点:
- 忍野八海周辺は冬の寒さが厳しく、路面凍結や積雪も発生します。冬にお越しになる際は、防寒・車の滑り止めを万全にしてください。
- アドバイス:
- 8つの池をすべて見学するには、歩いて2時間ほどかかります。時間に余裕を持って、歩きやすい靴・服装でお越しください。
リンクと参考情報
- 観光情報サイト:忍野八海(忍野村観光協会ホームページ)
- 口コミ:忍野八海