世界中から登山者が訪れる富士山には様々な登山ルートがあり、2025年には合計20万人以上(環境省の集計)が登山しています。
日本一の名峰に一度は挑戦してみたいという方も多いのではないでしょうか。

「富士山の登山ルートはどのようなものがあるのか知りたい」
「初心者でも無理なく登れる富士山のルートが知りたい」
「それぞれの富士登山ルートの魅力や難易度を比較したい」

この記事では、富士山の登山ルートについて詳しく解説しながら、富士山頂のお鉢巡りや周辺スポットについてもご紹介します。
富士登山にチャレンジしたい、富士山を訪れてみたいという方は、ぜひ参考にしてください。
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富士登山の主要4ルート

富士山の代表的な登山ルートは山梨県側に1つ、静岡県に3つあり、それぞれ特徴が異なります。
まずは、その4つのルートを簡単に紹介します。

吉田ルート

吉田ルートは山梨県側のスバルライン五合目から登るルートです。
登山者の半数以上が利用する人気ルートで、登山道がよく整備されていて初心者でも登りやすいのが特徴です。
ただし、その分混雑するため注意も必要になってきます。

富士宮ルート

富士宮ルートは静岡県の富士宮口五合目からスタートするルートです。
静岡県側のルートの中で最も人気で、距離が短く日帰り登山もしやすいのが特徴です。
しかし、急登や岩場があるため、多少の登山技術は身に付けておく必要があります。

須走ルート

須走ルートは静岡県の須走口五合目から登るルートです。
標高差が比較的大きく、中級者向けとされています。
樹林帯・火山砂礫・岩場と移り変わっていくロケーションを楽しみながら登ることができるのが特徴です。

御殿場ルート

御殿場ルートは静岡県の御殿場口新五合目から登るルートです。
4つのルートの中で距離が最も長く、標高差も大きいため、登山者が少なく上級者向けのコースとされています。
火山砂礫が広がる開放的な景色の中を静かに歩けるのが特徴です。

難易度を比較

ート難易度
吉田ルート初心者向け
富士宮ルート初心者~中級者向け
須走ルート中級者向け
御殿場ルート上級者向け

吉田ルート | 最も人気で初心者向け

吉田ルートの基本データ(標高差・距離・コースタイム)

距離標高差コースタイム難易度山小屋おすすめプラン
【上り】6.8km
【下り】7.0km
約1,450m【上り】6時間
【下り】3時間10分
初心者向け18軒1泊2日

出典:富士登山オフィシャルサイト

関連記事「吉田ルートで富士登山しよう 富士山の人気登山ルートを紹介」

登山道がよく整備されている

吉田ルートの登山道は整備が行き届いており、歩きやすいのが特徴です。
岩場など難所が少なく、傾斜も緩やかで、ほとんどのエリアで道幅もしっかりと確保されています。
また、登山道と下山道が分かれているので、登山者と下山者がお互いに気を遣う場面が減り、快適に歩けます。

山小屋や救護所が多く初心者でも安心

吉田ルートは山小屋や救護所、トイレな施設整備も進んでおり、初めての富士登山で勝手がわからないという方でも安心して利用できます。
初心者向けのツアーなども充実していますので、利用してみるのもおすすめです。
山小屋は7〜8合目に集中していて、ここで1泊して山頂を目指すのが一般的な登山スタイルです。
天候条件が良ければ、ルート上や山頂からご来光が見られることもあります。

混雑には要注意

吉田ルートは人気を集める一方で、登山道や山小屋の混雑が問題になっています。
週末や祝日、ご来光の時間帯を中心に登山者の渋滞が発生することも珍しくなく、スムーズな登山が困難な場合もあります。
また、吉田ルートは標高3,370mの本八合目で須走ルートと合流します。
2つのルートの登山者が集中するため、合流地点を中心に混雑すること多く、注意が必要です。
また、九合目以降は道が狭くなり、岩場が続くエリアになるので、転倒や落石に注意しましょう。

関連記事「富士山の混雑時期はいつ?登山や観光の混雑日を知っておこう!」

登山口までのアクセス

吉田ルートの登山口は標高2,305mのスバルライン五合目です。
富士山麓と五合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」の終着点になっていて、飲食店やお土産店などが立ち並ぶ観光地でもあります。
例年7月~9月の富士登山シーズンにはマイカー規制が実施され、自家用車は通行できなくなります。
その期間は、富士吉田市にある県指定駐車場「富士山パーキング」に車を停め、シャトルバスやタクシーを使って五合目に向かいます。

富士山パーキング

  • 住所   山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-84(東富士五湖道路富士吉田IC東隣)
  • アクセス 【車】東富士五湖道路富士吉田ICよりすぐ 中央自動車道河口湖ICより約10分
         【電車・バス】富士急行線富士山駅/河口湖駅より路線バス利用 
           ※東京・横浜・大阪・名古屋など各方面からバスあり 
         詳しくは富士急バスホームページをご確認ください。
  • TEL    0555-72-9900
  • 施設案内 駐車場(駐車台数1,400台)、観光案内所、トイレ
  • 営業時間 4月1日~11月30日 9:00~17:00 ※マイカー規制中は24時間、観光案内所は18時までの営業
  • 駐車料金 マイカー規制期間中のみ自動車1台1回につき1,000円(二輪自動車125cc超を含む)その他期間は無料
  • WEB   https://www.fujisanparking.jp/

富士宮ルート | 最短ルートで2番目に人気

富士宮ルートの基本データ(標高差・距離・コースタイム)

距離標高差コースタイム難易度山小屋おすすめプラン
【上り】4.3km
【下り】4.3km
約1,320m【上り】5時間10分
【下り】2時間40分
初心者~中級者向け8軒日帰り

出典:富士登山オフィシャルサイト

最短ルートだから日帰り登山しやすい

富士宮ルートは主要4ルートの中で最もコース距離が短く、多くの登山者に利用されています。
標準的なコースタイムは往復で約8時間なので、早朝に出発すれば、余裕を持って日没までに下りてくることができ、日帰り登山には最適なコースです。
吉田ルートほどではありませんが、山小屋も点在しており、泊りがけの登山でも問題なく利用できます。登山と下山で同じ道を通ります。

急登や岩場には要注意

富士宮ルートは距離が短い分、登山道の傾斜が全体的に急で、標高が上がるペースも他ルートに比べて自然と早くなります。
短時間で一気に標高が上がると高山病のリスクが高まるため、五合目でまとまった滞在時間を作るなど、高山病対策はしっかりと行いましょう。
また、岩場が多いことも富士宮ルートの大きな特徴です。
特に七合目から山頂にかけては、急な岩場が続き、登下山時どちらも落石や転倒の危険性が大きくなります。
吉田ルートと比べると難易度がやや上がるので、急登や岩場に慣れておらず不安であれば避けたほうがよいかもしれません。

登山口までのアクセス

富士宮ルートの登山口は標高2400mの富士宮口五合目です。
富士宮市と御殿場市を結ぶ山岳道路「富士山スカイライン」で向かうことができます。
開山シーズンにはマイカー規制が実施されるので、麓の水ヶ塚公園駐車場に車を停めて、シャトルバスやタクシーへの乗り換えが必要です。

水ヶ塚公園駐車場

  • 住所:静岡県裾野市須山2308-5
  • アクセス:【車】東名高速道路裾野ICより県道24号経由で約35分
         【電車・バス】JR三島駅・御殿場駅・沼津駅より直通バスあり
  • TEL:055-998-0085
  • 営業時間:マイカー規制期間中は24時間
  • 駐車台数:1,000台
  • 駐車料金:マイカー規制期間中は1台につき1,500円(土日・お盆期間中は2,000円)

須走ルート | 樹林帯や砂走りが楽しめる

須走ルートの基本データ(標高差・距離・コースタイム)

距離標高差コースタイム難易度山小屋おすすめプラン
【上り】6.9km
【下り】6.2km
約1,700m【上り】6時間25分
【下り】3時間20分
中級者向け12軒(吉田ルート合流後含む)1泊2日

出典:富士登山オフィシャルサイト

樹林帯を歩く

須走ルートの大きな特徴は、登り始めの五合目から本六合目まで続く樹林帯です。
他の3ルートと違い、登山口が森林限界(背の高い木が生育できず森林を形成できない境界線)よりも下に位置しているため、緑豊かな木々の中を歩くことができます。
木陰で暑さが和らぐという利点がある一方で、悪天候時には暗くなり霧も発生しやすいので、注意しましょう。
本六合目以降は、他ルートと同じように火山砂礫や岩場の道になりますが、ロケーションの変化を楽しみながら登山できるのは須走ルートならではの魅力です。

下山時の砂走り

須走ルートは登山道と下山道が分かれています。
下山道の七合目付近から始まる「砂走り」は、標高差700mの砂礫の斜面を滑るように下ることができる名所として有名です。
細かな砂利や火山灰が積もった斜面は、一歩一歩足が深く沈み込み衝撃を吸収してくれるため、勢いよく下ることができます。
ただし、砂の中には岩や小石が紛れ込んでいることもあり、スピードを出しすぎると、つまずいて転倒する恐れもあるので注意しましょう。
また、晴れた日は風や登山者の歩行で砂埃が舞い上がるので、口・鼻を覆うマスクやバンダナ、目を保護サングラス、靴の中に砂が入るのを防ぐゲイターで対策をとりましょう。

本八合目で吉田ルートと合流

須走ルートは本八合目で吉田ルートと合流します。
合流すると一気に登山者が増え、混雑も発生するので要注意です。
下山時は、八合目江戸屋(下江戸屋)付近で吉田ルートとの分岐があり、そこからそれぞれのルートに分かれます。
道迷いが多発するエリアですので、標識をしっかりと確認し、登山アプリや地図を活用しながら正しいルートを下るようにしましょう。

登山口までのアクセス

須走ルートの登山口は標高2,000mの須走口五合目です。
山岳道路「ふじあざみライン」が五合目に通じており、開山シーズンはマイカー規制が実施されます。
規制期間は、麓の須走多目的広場の臨時駐車場に車を停め、シャトルバスやタクシーを利用します。

須走多目的広場

  • 住所:静岡県駿東郡小山町須走338-44
  • アクセス:【車】 東富士五湖道須走ICから約2分
         【電車・バス】JR御殿場駅・小田急新松田駅から夏季限定で直通バスあり
  • TEL:0550-76-6111(小山町役場 商工観光課)
  • 営業時間:マイカー規制期間中は24時間
  • 駐車台数:500台
  • 駐車料金:通年無料

御殿場ルート | 大砂走りが魅力の最長コース

御殿場ルートの基本データ(標高差・距離・コースタイム)

距離標高差コースタイム難易度山小屋おすすめプラン
【上り】10.5km
【下り】8.4km
約2,300m【上り】8時間40分
【下り】3時間30分
上級者向け5軒1泊2日

出典:富士登山オフィシャルサイト

山小屋は少なく健脚向け

御殿場ルートは歩行距離も標高差も他ルートと比べて突出して大きいコースです。
日帰り登山は難しいので、泊りがけの行程を組む必要がありますが、山小屋が少ないため、計画を綿密に立てておくことが重要です。
そのため、健脚・経験者向けの上級コースとされています。
八合目付近からは、溶岩が積み重なった岩場を登っていきます。手を使って登る箇所も出てくるため落石や滑落に注意が必要です。
ただし、難易度が高い分、利用者が少ないため混雑することはほぼなく、静かで雄大な自然を満喫しながら登山できるのが大きな魅力です。

下りの大砂走りが大きな魅力

御殿場ルートは登山道と下山道が分かれています。
下山道の七合目を通過すると「大砂走り」に入ります。
大砂走りはルート随一の名所で、須走ルートの砂走りと同じく、砂の斜面を豪快に滑降できるエリアです。
全長は約7キロにも及び、独特のスリル感とスピード感を長時間楽しむことができます。
ただし、砂埃対策のほか、勢いをつけすぎて転倒しないよう注意しましょう。

登山口までのアクセス

御殿場ルートの登山口は標高1,440mの御殿場口新五合目です。
4つのルートの中で唯一、マイカー規制が実施されないため、開山期間中でも五合目まで車で向かうことができます。
御殿場ルートを利用する登山者は少ないため、駐車場も比較的空いていることが多いようです。

御殿場口新五合目

  • 住所:静岡県御殿場市中畑2110-10
  • アクセス:【車】 新東名高速道路御殿場ICから約40分
         【電車・バス】JR御殿場駅より夏季限定で直通バスあり
  • TEL:0544-21-3220(富士山静岡ナビ)
  • 営業時間:24時間
  • 駐車台数:500台
  • 駐車料金:通年無料

【2026年最新】富士登山のルールと規制情報

どのルートであっても富士登山のルールをしっかり守る必要があります。
アクセスや入山に関する規制情報も登山に臨む前に調べておきましょう。

富士山の登下山道で入山規制

山梨県、静岡県の全ルートにおいて、2024年より富士登山規制を実施しており、登山前の入山手続きや山小屋の宿泊予約などが必要となります。
山梨県側の吉田ルートでは、14:00~翌日3:00まで登山口の入口ゲートを閉鎖し、山小屋宿泊者以外の夜間通行規制を実施します。
また、1日の登山者が4,000人に達した際にもゲートが閉鎖されますので、WEBサイトや公式SNSなどで確認することをおすすめします。
登下山道の通行料について、2026年は山梨・静岡の全ルート一律で、一人1回4,000円です。
富士登山を計画されている方は「富士登山オフィシャルサイト」(環境省・山梨県・静岡県等で構成される協議会が運営するサイト)や山梨・静岡両県のホームページなどで最新情報・詳細をご確認ください

「富士登山オフィシャルサイト」はこちらから→

山開きとマイカー規制の日程

富士山は例年7月~9月の開山期のみ登山することができます。
登山ルートによって、開山する時期やマイカー規制の日程が異なるので要注意です。
2026年の最新情報をまとめました。

2026年吉田ルート富士宮ルート須走ルート御殿場ルート
開山日7月1日(水)7月10日(金)7月1日(水)7月10日(金)
閉山日9月10日(木)9月10日(木)9月10日(木)9月10日(木)
マイカー規制開始日7月3日(金) 18:007月10日 (金)9:007月1日(水) 9:00規制なし
マイカー規制終了日9月10日(木) 18:009月10日(木) 18:009月10日(木) 18:00規制なし

出典:富士山パーキングホームページ・静岡県ホームページ

お鉢巡り | 富士山頂に来たらぜひ回りたい

富士山の山頂まで到達したら、ぜひ体験してほしいのが火口周辺をめぐる「お鉢巡り」です。
ここからは、お鉢巡りの回りかたや、主な立ち寄りスポットをご紹介します。
なお、お鉢巡りができるようになるのは、例年7月中旬です。
開山時期と若干ズレがありますので、注意してください。

お鉢巡りとは

富士山頂は火口周りがくぼんだ鉢の形状となっていて、その周囲を一周ぐるりと回ることを「お鉢巡り」と言います。
所要時間は休憩なしで大体1時間半〜2時間程度かかり、スポットに立ち寄ることも考えると3〜4時間程度を見ておくといいでしょう。
登頂後に体力がきつい時や、天候が良くない時などは危険ですので、体力に余力があり好天の時に行うようにしてください。
また、日帰り登山でお鉢巡りをするのは時間的に厳しいです。
お鉢巡りをしたい場合は必ず山小屋を予約して宿泊する行程を組むようにしましょう。

お鉢巡りのメインスポット

お鉢巡りではいくつかの見どころもあり、立ち寄れるスポットもあります。
吉田ルートと須走ルートで登頂した場合を想定して、時計回りに主なスポットをご紹介します。

富士山頂上久須志神社

吉田・須走ルートで登頂した場所には久須志神社が鎮座しています。
奥宮末社として大己貴命と少彦名命をお祀りするお社です。
お参りや記念撮影をする人も多く、お守りをいただくこともできます。
近くには山小屋もいくつか並んでいて混み合うものの、食事がとれるスポットでラーメンが人気です。

富士山頂上浅間大社奥宮

久須志神社から時計回りに30分ほど進むと、浅間大社奥宮が鎮座しています。
立派な鳥居の奥には石を積んで造られた社があり、木花佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りしています。
周囲には宿泊が可能な山小屋や郵便局があり、富士山の山頂からハガキを出すこともできるスポットです。

日本一高い!剣ヶ峰

浅間大社奥宮から「馬の背」と呼ばれるお鉢巡りの最難関コースを登って20分ほどで、3775.6m地点である「剣ヶ峰」に到着です。
ここが日本で一番高い地点となり、富士登山をしたらぜひ到達しておきたいスポットです。
富士山気象観測所があり、天気がいいと記念撮影の順番待ちの列ができることも珍しくありません。

プリンスルート | 知られざる秘密の登山ルートとは?

主要4ルートの他にも登山ルートはいくつかあります。
その1つが「プリンスルート」です。
2008年に天皇陛下がまだ皇太子であられた際、富士山登頂をされたルートで、皇太子殿下(現天皇陛下)が歩んだコースであることから、この名前がつけられました。
具体的には、富士宮口五合目からスタートして、宝永火口を経由し山頂を目指すルートのことを指します。

プリンスルート(登り:富士宮口/下り:御殿場口)の基本データ

プリンスルートは富士宮ルートと御殿場ルートを跨ぐコースです。
富士宮ルートの「標高差の小ささ」と御殿場ルートの「空いていて歩きやすい」という、それぞれの「いいとこどり」をすることができます。
スタートは富士宮口五合目で、そこから宝永火口に向かうハイキングコースを進みます。
宝永火口を降りてから、御殿場ルートの六合目へと合流し、そのまま御殿場ルートで山頂へ向かいます。
下山時は、富士宮口にも御殿場口にも下りることができますが、おすすめは大砂走りを通過して御殿場口へ下りるルートです。
以下、富士宮口スタート/御殿場口ゴールの基本データです。

距離標高差コースタイム難易度山小屋おすすめプラン
【上り】6.4km
【下り】8.4km
上り:約1,320m
下り:約2,300m
【上り】6時間
【下り】3時間30分
中級者~上級者向け富士宮・御殿場ルートの山小屋を利用1泊2日

宝永火口は大迫力

プリンスルート最大の魅力は宝永山を通過できることです。
主要4ルートでは宝永山に登れないため、プリンスルートならではのメリットになります。

宝永山は1707年の宝永大噴火によって誕生した標高は2,693mの側火山(主火口以外の場所での噴火活動で形成された火山性地形)です。
山頂周辺からは大迫力の宝永火口を間近から眺めることができ、宝永山のみの登山も人気です。

注意点

プリンスルートは複数のルートを跨ぐため、分岐が多数あります。
富士宮口へ下山する場合は、御殿場ルートの大砂走りの途中に富士宮ルートへ向かう分岐点があるため、通り過ぎてしまわないように注意してください。
経験者に同行してもらったり、登山アプリや地図をこまめに確認するなど、道迷いを防ぐことが重要です。

吉田口登山道 | 富士山信仰の歴史が残る古道

富士登山はどのルートでも五合目からのスタートが基本ですが、麓から登ることができる登山道も1つあります。
それが「吉田口登山道」です。
このルートは富士北麓の北口本宮冨士浅間神社をスタートし、一合目である馬返しを通り、五合目以降は吉田ルートを通ります。
1964年に富士スバルラインが開通する以前は多くの登山者に利用されていましたが、現在は静かな山歩きを楽しみたい人々に親しまれるマイナールートとなっています。

吉田口登山道(北口本宮冨士浅間神社スタート)基本データ

距離標高差コースタイム難易度山小屋おすすめプラン
【上り】16.2km
【下り】17.7km
約2,800m【上り】10時間30分
【下り】7時間30分
上級者向け五合目まではなし
五合目以降は吉田ルートの山小屋を利用
1泊2日~2泊3日

出典:登山アプリ「YAMAP」

歴史と自然の神秘を感じながら登る

富士山は歴史的にも重要な役割を果たしてきた山です。
古くから富士山は「信仰の対象」とされ、登拝や修行の場として多くの人々に崇められてきました。
吉田口登山道には、そういった富士山信仰の歴史を物語る数多くの山小屋や 神社などの遺構が残されており、歴史を感じながら歩くことができます。

また、須走ルート同じように、森林限界の下からスタートするため、豊かな富士山周辺の自然環境に触れながら登山できるのも大きな魅力です。
標高が上がるについて変化する植生や地形を体感しながら登り進めるので、山頂に到着した際の達成感もひとしおです。

注意点

距離と標高差が非常に大きく、主要4ルートとは比べ物にならないほど難易度が上がります。
岩場など危険なエリアは少ないもの、整備が行き届いていないエリアも多いので注意してください。

押さえておきたい富士山周辺施設

富士眺望の湯ゆらり

「富士眺望の湯 ゆらり」は、山梨県富士五湖の西湖近くにある日帰り温泉施設です。
登山で疲れた体を温泉でじっくり癒すのにおすすめのスポットで、内湯からも露天風呂からも富士山の勇姿を一望できます。
お食事どころも充実していて山梨名物のほうとうや地元のブランドミートである甲州富士桜ポークを使ったメニューが楽しめ、スタミナ回復にもおすすめです。

富士眺望の湯ゆらり

  • 住所   山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
  • TEL    0555-85-3126
  • 料金   大人:平日1,400円、土日祝日1,700円 子ども:平日750円、土日祝800円
  • 営業時間 平日10:00〜21:00、土日祝10:00〜22:00
  • 定休日  年中無休
  • 駐車場  130台(無料)
  • アクセス (車)中央道河口湖ICより車で約10分
  •      (電車・バス)富士急行線河口湖駅より約20分、送迎バスあり
  • WEB   https://www.fuji-yurari.jp/

富士緑の休暇村

吉田ルートを使った富士登山の前後に麓で宿泊するなら「富士緑の休暇村」がおすすめです。
富士山パーキングから車で約15分の距離にあり移動しやすいため、登山前に身体のコンディションを整えたり、登山後の疲れを癒す宿として利用しやすくなっています。
大浴場や食堂、一部のお部屋からは富士山の雄大な景色を楽しむことができ、料理や部屋の広さなどを選べる様々な宿泊プランが用意されているので、登山だけでなく観光やレジャーを楽しむ際にも使いやすい宿泊施設です。

富士緑の休暇村

  • 住所 山梨県南都留郡鳴沢村字ジラゴンノ8532-5
  • TEL 0555-85-2236
  • 駐車場 普通車130台
  • アクセス
  • 【車】中央自動車道河口湖ICから車で約10分
  • 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅よりバスで約20分(無料送迎バスあり)
  • URL https://www.kyukamura.jp/

ふじてんリゾート

冬はスキー場として賑わい、夏は富士山の高原でアクティビティが楽しめる「ふじてんリゾート」もおすすめのスポットです。
マウンテンバイクやサバゲー、マウンテンカートなど様々なアクティビティがあり、富士山を眺めながら夏のレジャーを満喫できます。

ふじてんリゾート(グリーンシーズン)

  • 住所   山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
  • TEL    0555-85-2000
  • 料金   アクティビティによって異なります。詳しくはHPをご覧ください。
  • 営業時間 8:30~17:00
  • 定休日  木・金曜日 夏休み期間などは木曜のみ
  • 駐車場  2,500台(グリーンシーズンは無料)
  • アクセス 中央道河口湖ICから本栖湖方面へ車で20分
  • WEB   https://www.summer.fujiten.net/

まとめ

富士登山は初心者でも気軽にできるイメージがありますが、日本一高い山に登ることになりますので、しっかりとした装備や体力作りなどの準備が必要です。
富士登山は登山ルートによって魅力も難易度も変わってきます。
初めて富士山に登るのであれば、経験がある人と一緒に行くのがおすすめです。
また、頂上まで登り切る自信がないという方でも、周辺には適度なトレッキングを楽しめる施設があります。
雄大な富士山の姿を間近に堪能しながら体を動かすのも気持ちが良いものです。
登山後はぜひ山麓の温泉なども一緒に楽しんで、疲れを癒しながら登山の余韻を楽しんでみてはいかがでしょうか。

関連施設

富士山パーキング

富士山パーキング

富士登山シーズンのマイカー規制期間中、富士山五合目へ向かうシャトルバスに乗り換えるための大型駐車場です。オフシーズンには、富士山を望む芝生広場で様々なイベントや催し が開催されます。

富士眺望の湯ゆらり

富士眺望の湯ゆらり

眼前に広がる雄大な富士山の眺めを楽しめる日帰り温泉です。開放感抜群の「霊峰露天風呂」や溶岩洞穴を模した「洞窟風呂」など、富士山の眺望と趣向を凝らした16種類のお風呂が楽しめます。

ふじてんリゾート

ふじてんリゾート

富士山の涼しい高原で、マウンテンバイクやマウンテンカートなどのアウトドアスポーツが楽しめます。また、初心者でも楽しめるサバイバルゲームフィールドも併設し、夏のアクティビティが充実しています。

富士緑の休暇村

富士緑の休暇村

富士山観光の拠点としてご利用いただける大型宿泊施設。人工芝グラウンド2面をはじめ、体育館やフットサルコート、セミナー室を完備した総合レクリエーション施設として合宿や各種研修などに利用できます。河口湖方面にも本栖湖方面にもアクセス抜群です。

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