夏休み本番!
富士山の登山計画で入山料やその他に総額いくらになるのかが気になりますよね。
この記事では、富士山の入山料以外に、食費・旅費など、およそ総額がいくらかかるのかをご紹介します。
さらに、安く抑えるポイントも紹介するので、ぜひ参考にして夏の富士登山を楽しんでください!
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2024年夏から富士山の山梨県側で通行料(入山料)を徴収!

2024年夏から、山梨県側からの富士山への入山には、通行料として2,000円が徴収することになりました。
理由は、「登山道の整備」「混雑緩和」「レスキューの充実」のためとのこと。
入山料の支払いは、オンライン決済で事前予約が可能なほか、1日あたりの登山者数の上限を超えない場合は現地で決済することもできます。
一方、静岡県側では、2024年の登山シーズンは入山料を徴収しませんが、両県とも入山者に対して富士山保全協力金(富士山の環境保全や登山者の安全対策等を図るための協力金)1,000円の善意をお願いしているのに変わりません。

「富士登山オフィシャルサイト」2024年の対応についてはこちらから→

東京方面から富士山へのおすすめの行き方

東京方面からは、新宿から出ている直通の高速バスや特急電車を利用して行くのがおすすめです。
ここでは、10分〜1時間間隔で運航する高速バスと、1日3便の特急「富士回遊」の乗車料金、そして車移動の概算をまとめました。

【高速バス料金】新宿~富士山五合目

出発地点到着地点料金(大人片道)所要時間
バスタ新宿(南口)
新宿西口26番
富士山五合目3,800円約2時間35分

【電車料金】新宿駅発~河口湖間駅着

出発地点到着地点料金(大人片道)所要時間
新宿河口湖4,130円1時間53分

【車(普通自動車)・ETC料金】新宿~大月・河口湖経由

ETC料金ガソリン代駐車料金シャトルバス代金
(往復)
合計金額
(大人2人・子ども2人)
3,270円1,332円1,000円大人:2,500円
小人(小学生以下):1,250円
13,102円
※燃費:14.24km/L 平均ガソリン価格:169.1円(レギュラー)で計算
夏の開山期間中、マイカーでの登山は大人数の混雑回避や排気ガスによる環境汚染から守るという理由からマイカー規制が行われため、山麓の駐車場から五合目登山口まではシャトルバスを利用する必要があります。
富士山吉田口登山道から富士登山する場合は、約1,000台以上駐車できる富士山パーキングをご利用ください。

「富士山へのアクセス方法!登山や観光に便利な最寄り駅をご紹介」はこちらから→

富士山パーキング

  • 住所:山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-84
  • TEL:0555-72-9900
  • 営業時間:4月1日~11月30日 9:00~17:00
  • ※マイカー規制中(2024年7月5日(金)18:00~9月10日(火)18:00)は24時間
  •  観光案内所は18時までの営業
  • 駐車料金:
  • マイカー規制期間中のみ自動車1台1回につき1,000円(二輪自動車125cc超を含む)
  • その他期間は無料
  • 駐車台数:1,400台
  • アクセス:
  • 【車】中央自動車道河口湖ICより約4分、東富士五湖道路富士吉田ICを降りてすぐ
  • WEB:https://www.fujisanparking.jp/

静岡県側までの公共交通料金

ここでは、各公共交通機関で静岡までの旅費を紹介します。
旅の醍醐味として日本一の富士山の景色を見ながら遊びに行くのも楽しいものです。
富士山に最も近い空港として知られる静岡空港(愛称は「富士山静岡空港」)までの航空運賃や、上下線とも車窓から富士山が見える新幹線の乗車料金をまとめました。

【国内線料金】静岡空港までの料金(2024年8月4日時点)

出発地点料金(大人片道)所要時間
新千歳(ANA)48,610円約1時間45分
福岡(JAL)45,680円約1時間35分
沖縄(ANA)51,880円約2時間25分
羽田~鹿児島(SKY)
鹿児島~静岡(FDA)
40,645円
17,083円
—————–
57,728円
約1時間50分
約1時間35分
—————–
約3時間25分
出雲(FDA)12,440円約1時間20分

【新幹線料金】静岡駅までの料金(2024年8月4日時点)

出発地点料金(大人片道)
乗車券+特急券
所要時間
仙台~東京(はやぶさ)
東京~静岡(こだま)
17,400円3時間16分
東京(こだま)6,670円1時間20分
名古屋(ひかり)6,670円54分
京都(ひかり)10,630円1時間29分
広島~名古屋(のぞみ)
名古屋~静岡(こだま)
17,740円3時間40分

その他の料金

ここでは、富士登山に必要とされるその他の料金を紹介します。

食費(軽食)

富士登山では普段より乾燥するため喉が渇くことが多く、体力も使うのでお腹もすくものです。
登山道の合間には売店があり、カップ麺が500円、飲料水が400円程度で販売されています。
美しい景色を見ながらの食事は格別です。

富士登山の装備

富士登山に欠かせない登山靴やレインウェア、体温調整できる衣服、帽子などが必要になります。
他にもたくさんありますが、一式揃えようとすると10万円程度必要です。
富士登山の他にも登山計画があればいいのですが、1回限りのためであればレンタルで済ませるという方法もあります。

「富士山の登山に最適な服装は? 富士登山するなら知っておきたい装備」の詳細はこちら→

登山中のトイレ

富士登山中のお手洗いは、1回100円~300円程度のチップ制となっています。
標高が高くなるにつれ乾燥してくるので、個人の状況によっては飲みものを飲む回数が多くなるかもしれません。
お手洗いも限られた場所にしか設置されていないので、気をつけましょう。

お土産代

有名な金剛棒の焼印(300円)、久須志(くすし)神社の御朱印(300円)、富士山頂郵便局のオリジナル商品など、富士山の登山道や山頂でしか手に入らないお土産も欲しくなりますよね。
少し荷物になりますが、ぜひ旅の想い出に購入してみてはいかがでしょうか。

富士登山の注意点3つ

ここでは、富士登山での注意点を3つ紹介します。

現金払いの売店が多い

基本的に、富士山の登山道での支払いは現金での支払いとなります。
また、小銭での支払いも多くなるので、いつもよりも多めに持っておくと安心できるでしょう。
富士登山中に財布の出し入れが面倒なことも考えると、収納に便利なファスナーポケットがたくさんついた登山ウェアが便利です。

お菓子などの袋ものは破裂してしまう

標高が高くなるにつれて、気圧の変化でお菓子などの袋ものはパンパンに膨らみ破裂してしまいます。
荷物の中で、お菓子が散乱してしまっていた…なんてことがあるかもしれません。
大人でも意外と忘れていることもあるので気をつけてください。

靴擦れや怪我対策をする

普段履きなれていない登山靴は、足をしっかりとホールドしてくれる一方で、逆に履きなれていないために靴擦れをしてしまうことがあるかもしれません。
また、途中で転んで膝を擦りむいてしまったり、歩きすぎて浮腫みも気になったりします。
絆創膏や包帯など最低限の応急手当ができるものを持参していくと安心です。
また、緊急時に備えてレスキューの連絡先を確認するのも忘れないようにしてください。

富士登山のコストを抑える方法3選

ここでは、富士登山の際のコストを抑える方法を3つ紹介します。
少しでも安く富士登山を楽しみたいのであれば、ぜひ参考にしてください。

レンタルを利用する

登山グッズは新品を購入すると、最低でも10万円程度必要になりますが、レンタルするのであれば、料金は2万円程度に抑えることが可能です。
レンタル品とはいえ、穴が空いていないか、安全に使用できるかお店でチェックしてから貸出ているので安心して利用することができます。

リサイクルショップで揃える

リサイクルショップで一式揃えてしまうというのもおすすめの方法です。
その理由は、自分が必要と思うものを全て低価格で揃えることができるという点です。
何店舗かリサイクルショップをハシゴして探してみるのも楽しいでしょう。

飲食物を持って登る

飲食物を自分で用意するとコスト的には安くすませることができます。
輸送費用の関係で富士山の登山道にある売店では、通常より2〜3倍高い料金設定となっているのがほとんどです。
多少荷物になりますが、消費していくうちに軽くなるので、苦に思わなければかなりの節約になるでしょう。

富士山に行く人必見!5つの周辺観光施設を紹介!

ここからは、富士登山と合わせて行きたい、富士山周辺のおすすめ観光施設を5つ紹介します。
誰もが楽しめる観光施設ですのでもっと富士山観光を楽しみたい方の参考にご覧ください。

富士すばるランド

「富士すばるランド」は、大自然に囲まれた広大なテーマパークです。
子供と一緒に家族で富士山周辺へのお出かけする際におすすめの施設で、小学生未満の園児でも楽しめるので、家族みんなで笑顔あふれる時間が過ごせること間違いなしでしょう!
パターゴルフやバギー、巨大立体迷路やカードバトル迷路、富士山の大自然を活かした「自然体験基地どんぐりコース」など、家族で遊べるアトラクションも多くあり、みんなで一緒に楽しむことができます。

「富士すばるランド」の詳細はこちら→

また、隣接しているキャンプ場「すばるランドCAMP FIELD」は、全面芝生の広いオートサイトで遮るものが何もないので、大人も子供も開放的でゆったりとした時間を過ごせます。
全てのプランに「富士すばるランド」のワンデーパスが付いているので、昼間は園内のアトラクションを満喫し、夜は焚火を囲んで星空を眺めながら家族団らんの時間を過ごすことができます。
スーパーやホームセンター、温泉も近くにあるので初心者やご家族でのキャンプにおすすめです。

「すばるランドCAMP FIELD」の詳細はこちら→

富士すばるランド

  • URL:https://www.subaruland.jp/
  • 住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津字剣丸尾6663-1
  • TEL:0555-72-2239
  • 料金:
  • ワンデーパス 大人3,700円、小人3,100円
  • 入園券(ふじのすけチケット) お1人様2,000円 ※お子様やワンちゃんの付き添いに必要です
  • キャンプ場利用料 1人5,500円~(ワンデーパス代金含む)、1サイト最大6名様まで
  • 営業時間:10:00~17:00(土日祝は9:30~、夏季・冬季は変動あり)
  • 定休日:水・木曜日(GW・祝日・夏休み・年末年始・春休みは除く)
  • 駐車場:無料、約350台
  • アクセス:
  • 【車】中央自動車道河口湖ICから車で10分
  • 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅向かいビルより無料バスで約15分

富士眺望の湯ゆらり

富士登山の帰りに「富士眺望の湯ゆらり」に立ち寄って、疲労回復しませんか?
お風呂の種類は全16種類、露天風呂はもちろん、内湯からも富士山を眺めることができるので、ゆっくり富士登山の思い出に浸りながら温泉で癒されるのもいいのではないでしょうか。
お腹がすいたら館内の食事処で富士山・富士五湖周辺の名物料理をぜひご賞味ください。

「富士眺望の湯ゆらり」の詳細はこちら→

富士眺望の湯ゆらり

  • URL:https://www.fuji-yurari.jp/
  • 住所:山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
  • TEL:0555-85-3126
  • 料金:
  • 大人 平日1,200円~1,400円、土日祝1,500円~1,700円
  • 子供(4歳~小学生) 平日750円、土日祝日800円
  • 営業時間:平日10時~21時(最終入館20時)、土日祝10時~22時(最終入館21時)
  • 定休日:なし
  • 駐車場:無料、約130台
  • アクセス:
  • 【車】中央自動車道河口湖ICから本栖湖方面へ約15分(道の駅なるさわ隣接)
  • 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅より無料送迎バスあり(要予約)

ふじてんリゾート

「ふじてんリゾート」は、富士山の一合目に位置するスキー場で、ゴールデンウィークから秋の期間は様々なアクティビティが楽しめるアウトドア施設になります。
また、夏でもスキーやスノーボードを楽しみたい方にもおすすめです。
転んでも痛くないカービングマットは、子どもでも安心して滑ることができるので、ゲレンデデビューの前に練習して度胸をつけておくのにもいいでしょう。

「ふじてんリゾート」グリーンシーズンの詳細はこちら→

ふじてんリゾート

  • URL:https://www.summer.fujiten.net/
  • 住所:山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
  • TEL:0555-85-2000
  • 料金:リフト券1日券4,000円、3時間券3,000円
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:木・金曜日
  • 駐車場:夏期営業期間中は無料、約2,500台
  • アクセス:【車】中央自動車道河口湖ICから本栖湖方面へ車で20分

ふる里のけむり

「ふじてんリゾート」や「富士眺望の湯ゆらり」の近くにある、鳴沢村の「ふる里のけむり」は、朝7時に開店、完売次第閉店するという人気の定食屋です。
おすすめメニューは、分厚いカツの乗ったカツカレー。どれもボリューム満点で、子どもも女性も一人前をペロリと食べてしまうほど、手が止まらない絶品メニューが豊富なお店です。

「ふる里のけむり」の詳細はこちらから→

ふる里のけむり

  • 住所:山梨県南都留郡鳴沢村3547
  • TEL:0555-28-4887
  • 料金:-
  • 営業時間:7:00~13:00
  • 定休日:月・火曜日
  • 駐車場:あり
  • アクセス:【車】中央自動車道河口湖ICから本栖湖方面へ車で8分

道の駅なるさわ

「道の駅なるさわ」は、国道139号線沿いにある道の駅で、富士登山や富士山観光の帰りに物産館でお土産を買うのに丁度良い立ち寄りスポットです。
また、施設内に無料で併設されている「なるさわ富士山博物館」では、富士山内部の模型を見ることができるので、夏の自由研究にもおすすめです。

「河口湖周辺の道の駅 休憩や情報収集以外の楽しみも紹介!」はこちらから→

道の駅なるさわ

  • 住所:山梨県南都留郡鳴沢村 8532-63
  • TEL:0555-85-3366
  • 料金:-
  • 営業時間:9:30~17:30、12/1~3/31は9:30~16:30
  • 定休日:なし
  • 駐車場:無料、普通車263台他
  • アクセス:
  • 【車】中央自動車道河口湖ICから本栖湖方面へ車で20分
  • 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅よりバスで30分

富士山登山に必要な料金のまとめ

この記事では、富士山の入山料や交通費、富士登山の準備の費用などを紹介しました。
富士登山は体力もいりますが、それ以上に素晴らしい景色や時間を過ごすことができるでしょう。
また、富士登山を楽しんだ後には、富士山周辺の観光施設でさらに遊んでみるも良し、ゆっくりのんびり過ごすも良し、いろいろな楽しみ方で夏を満喫してください!

関連施設

富士山パーキング

富士山パーキング

富士登山シーズンのマイカー規制期間中、富士山五合目へ向かうシャトルバスに乗り換えるための大型駐車場です。オフシーズンには、富士山を望む芝生広場で様々なイベントや催し が開催されます。

富士すばるランド

富士すばるランド

富士山の大自然に囲まれた、家族で楽しむテーマパークです。園内には、数十種類アトラクションやアスレチックが楽しめる「フォレストぱーく」、レンタル犬と触れ合える「ドギーパーク」、キャンプやイベント満載の「FUN OUT! PARK FUJI」など、子供から大人まで1日中満喫できる遊び場です。

富士眺望の湯ゆらり

富士眺望の湯ゆらり

眼前に広がる雄大な富士山の眺めを楽しめる日帰り温泉です。開放感抜群の「霊峰露天風呂」や溶岩洞穴を模した「洞窟風呂」など、富士山の眺望と趣向を凝らした16種類のお風呂が楽しめます。

ふじてんリゾート

ふじてんリゾート

富士山の高原で、サマースキーやマウンテンバイクなどのアウトドアスポーツが楽しめます。また、初心者でも楽しめるサバイバルゲームフィールドやバーベキュー、トレッキングなど、夏のアクティビティが充実しています。

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ライター紹介

富士観光開発(株)